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定期健康診断で異常が見つかり、二次健康診断を受けることとなった場合、労災保険の給付は受けられますか

労災事故Q&A

労災事故Q&A 基礎知識

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定期健康診断で異常が見つかり、二次健康診断を受けることとなった場合、労災保険の給付は受けられますか?
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定期健康診断(一次健康診断)において、一定の項目に異常が認められた場合は、労災保険給付として二次健康診断等の給付を受けることができます。
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定期健康診断など一次健康診断の結果で、「血圧検査」、「血中脂質検査」、「血糖検査」、「腹囲の検査又はBMI(肥満度)の測定」の4つの項目全てに異常が認められた場合は、労災保険より二次健康診断等給付を受けることができます。二次健康診断等給付の内訳としては、「二次健康診断」と「特定保健指導」の2つに分けられます。前者は、脳血管及び心臓の状態を把握するための検査で、後者は、二次健康診断の結果に基づいて、脳・心臓疾患の発症の予防を図る目的で医師又は保健師の面接による保健指導のことをいいます。
二次健康診断等給付の申請方法は、二次健康診断等を受診する労災病院又は都道府県労働局長が指定する病院若しくは診療所に、一次健康診断の結果を証明することができる書類(定期健康診断の結果の写しなど)を添付して、二次健康診断等給付請求書(様式第16号の10の2)を提出します。ただし、給付を受けるためには、一次健康診断の受診日から3ヶ月以内に申請しなければいけません。また、給付を受けられる回数は年に1回(ここでいう年とは4月1日から翌年の3月31日までの1年間を指します)までと定められています。
なお、中小企業の事業主などの特別加入者は、健康診断の受診が自主性に任されているという理由により、二次健康診断等給付の対象とはされていませんので、ご留意下さい。

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二次健康診断等給付は、お金を貰うわけではなく、病院等で二次健康診断や保健指導そのものを受ける現物給付の方式となります。また、二次健康診断などを受ける際に一部自己負担金が発生するようなこともなく、無料で受診できます。

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会社の事業主などは、社員が二次健康診断等給付を受けたら労災保険料が上がってしまうのでは?と心配されるかと思いますが、二次健康診断等給付は、保険料が上がったり下がったりする仕組みのメリット制に全く影響を及ぼさないため、給付を受けたからといって保険料が上がることはありません。

〈社会保険労務士 PSR正会員 村松 鋭士〉