女性活躍推進のウソホント

【働き方】 在宅ワークを導入すると、生産性が上がるという誤解 [女性活躍推進のウソホント]

投稿日時:2017/02/01(水) 08:20rss


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【働き方】在宅ワークを導入すると、生産性が上がるという誤解

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最近は、大手企業も在宅ワークやクラウドワークを積極的に取り入れていますが、当社も、約5年ほど前から
クラウドワークを進めてきました。

1 チャットワークを導入

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きっかけは、共に会社を立ち上げた前本の妊娠。

妊娠中のつわりや、出産後に出社できなくなる期間でも、いつでもどこでも仕事ができるようにする体制づくりが
急務になり、今や世界中で113,000社に導入されているビジネスチャットツールのチャットワークをいちはやく
導入しました。(ちなみに、現在チャットワークのエバンジェリストでもあります)
また私の出産を機に事務所も一旦引き払い、現在は私も、前本も、インターン生も、みな在宅ワークメインで
仕事をしています。(事務所は大阪の西区に存在はしていますが、打ち合わせで使用する程度です)
在宅ワークメインで仕事ができるのは、私たちの業務内容が、

・企業に出向く研修、講演がメイン
・関西の働く女性による、関西の働く女性のためのサイト「Woo!」運営

なので、事務所を必要としないという理由も大きいと感じています。

2 在宅ワークには落とし穴がある

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ただ、この在宅ワークには、大きな落とし穴があります。
それは「際限なく仕事が出来てしまうので、逆に超ワーカホリックになる可能性がある」という点です。
在宅ワークには、

・通勤にかける往復時間が無くなる
・台風や天災で交通機関がまひした時でも、問題なく家で仕事ができるようになる
・働くママは、早朝や子どもを寝かしつけた後など、空いた時間で自由に仕事ができるようになる

といった、多くのメリットがあります。このことにより、仕事を効率よく行うことができ生産性を高めることができます。

ただし一方で、いつでもどこでも仕事ができるので、がむしゃらに仕事をし過ぎる傾向にある人にとっては、
夜中まで際限なく仕事をしてしまったり、会社から早く帰宅して、その分家で仕事をしてしまうことが起こりえます。

結局、毎日長時間残業しているのと変わらない、またはそれよりひどいかもしれない…。

怖いのは会社で残業をしているわけではないので「本人にはワーカホリックの意識はまったくない」こと。
むしろ、自分の時間を有意義に使い、効率よく働けている錯覚に陥ってしまうことです。
働く女性の皆さんにお話をお聞きしていると、

・新たに役職についたので仕事に慣れておらず、家に仕事を持ち帰っている
・後輩女性のためにも、自分がしんどそうに残業や仕事をしている姿を見せるわけにはいかないので家で仕事する
・時短で働いて、帰宅して子どもが寝静まった夜中に仕事をしている

という方の話もよく聞きます。

3 体調不良になってはじめて気づいた

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何を隠そう私もそうでした…。

・子どもが寝静まってから仕事すればいいやん
・平日に終わらんかった仕事は、土日にやればいっか

と、どんどんプライベートな時間で在宅ワークをすることが当たり前になり…そしてとうとうある朝、ベッドから
起き上がれなくなりました。

仕事のことを考えるだけで激しい頭痛に襲われ、パソコンを開いただけで激しい吐き気をもよおし、とても
仕事どころではなく、日常生活にも支障をきたしはじめました。打ち合わせも当然全てキャンセル、仕事も
中断せざるを得なくなりました。

病院に行くと「完全にストレスが原因」とのこと。
「私は健康で体力がある」という完全な怠慢が招いたことでした。

第二子出産を機に「働き方を大変革する!」と決めたわけですが、そんな私がまず取り組んだことは
「働く時間を大幅に強制的に削減し、それをチームに宣言する」ことでした。
具体的には以下です。

・18時以降は仕事しない(チャット、メール、facebookメッセージ等で問い合わせ、返信が来ても、翌日以降に返す)
・週2日は外(講演、研修、打ち合わせ等)、必ず週3日は在宅ワークにする
・土日はパソコンは一切開かない

これらの決め事は、実は私にとっては、リハビリのように大変なこと。思いついたらすぐに言いたい、すぐに
やってしまいたい、動きたい私には、最初のうちは拷問でした(笑)

ですが、3日も続けると、「このやり方でも全く支障はない」ということが分かり、逆に限られた時間でいかに仕事を
終えるかを真剣に考えるので、すきま時間を活用し、より仕事をはやく終えられるようになりました。

また今までは土日は寝て過ごしていましたが、夜は、子どもとの時間に、週末は家族との時間にあてられるようになり、
前よりも頭がすっきりした状態で仕事ができている気がします。

ただ、これはまだほんの小さな階段を1段のぼっただけ。
本当に私たちに必要なのは「労働集約型からの脱却」であり、ビジネスモデルそのものをこの1年で変革させ、
ゆったりガッツリ稼げるようになることです。

引き続き一歩ずつ進んでいけたらと思っています。