太田隆次の人事講座

人事プロの条件 [人事の教養]

投稿日時:2012/12/18(火) 09:00rss


人事の職能は組織名の例が示すように四つあります。

1. 企画(例:人事戦略)
2. 教育(例:人材開発)
3. 人事(例:人事・厚生)
4. 労務(例:労政)

これらを「時間の軸」と「対象の軸」でマトリックスに書きかえると

「時間の軸」は、1.未来形で経営人事を担当する企画(人事戦略)
        2.未来形で人材の育成を担当する教育(人材開発)

「対象の軸」は、3.現在形で実務処理を対象とする人事(人事・厚生)
        4.現在形で人の問題を対象とする労務(労政)

となります。研究者や人事コンサルタントの専門もこのどれかになっています。

それに加え、最近は熾烈なグローバル競争に生き残るため、
英語社内公用語化や世界統一人事や情報(IT)リテラシーや世界に通用する学位、国家資格などがグローバル人事職能として

5.「語学力」「情報(IT)リテラシー」「資格力」

が、四つの職能のそれぞれに加わりました。

以上の五つの職能を人事のプロの条件として、マトリックスに描くと次のようになります。



 これまでのよき時代は人事戦略、人材開発、人事実務、労務のどれかの専門家でよかったのが、
急激な人口減少で人事スタッフも減少し少数精鋭主義にならざるを得ず、職能も全方位型になります。
これが企業にとって「なくてはならぬ」人事プロの条件となるでしょう。

 最近の報道にあるように大企業の本社の管理部門や人事部門もリストラ対象の聖域ではなくなりました。
突然の合併や外注で行き場を失う実務型人事社員の悲劇も増えています。

 「一年の計は元旦にあり」で、家族と自分を守るため、
2013年から計画をたてて五つの条件を目指して全方位型人事プロを目指しましょう。