太田隆次の人事講座

「一年の計は元旦にあり」に役立つ先輩たちのひと言 [人事の教養]

投稿日時:2013/12/19(木) 09:00rss


「一年の計は元旦にあり」といいますが、新しい2014年の元旦は、多くの先輩たちの残したひと言を参考にして、あなたのキャリアの棚卸をして人生の将来展望を描き直してみては如何でしょう。
 
1.夢があれば目標が出来る、目標が出来れば計画が出来る
ある有名人の回顧談です。
私は、まず「どうなりたいか」の夢を描いた、次に「ではどうすればいいか」の目標を作った、そして「その目標をいつまでに達成すべきか」の計画を作った。気がついたら現在の自分がある。私の人生は、夢と目標と計画の繰り返しだったのだ。一番大事なのは夢を描くことだ。
 
2.身の処し方を問われるような試練は「大義」や「保身」でもなく「大志」があれば乗り越えられる
ある有名人の回顧談です。
古今東西を問わず、時代劇やサラリーマンドラマに登場するように、命を賭けるような試練は、主君や組織のためという「大義」(お上、忠臣蔵)で犠牲になるか、次元の低い「保身」(仲間、派閥など)で生き延びるかという二者選択の場面が多いですね。
しかし、私はお上への「大義」とか仲間への「保身」以外に、自分という原点に返って、家族を含めた自分自身の生涯計画、資産形成、キャリアデザイン、起業の志、独立独歩の志、高度の資格や高等教育への挑戦など誰にも遠慮のいらない自分の「大志」という第三の選択肢を、常日頃から心に秘めていたので、目先のことには動じませんでした。
 
3.人事は最高の職業である
ある人事の大先輩の回顧談です。
人事は、
 
  • 経営環境と経営戦略にマッチした人事制度の設計、労働法規、判例、行政解釈、教育機関、評価の数的処理、安全衛生、税法、倫理、歴史・文化風土、年金、文化体育活動、グローバル人事と語学教育、地域活動など、社内人間関係の処理など多種多様な実務に通じていなければならない。
  • 経営学、社会学、コミュケーション学、産業心理学、行動の科学、統計学などの学問にも通じていなければならない。
  • 国の政治、法律、経済、社会、技術、国際の最新の事情に通じていなければならない。
  • 採用、賃金、評価など人事の仕事の多くは一見科学的に処理されるが、採用面接や評価などのように最終判断は感性で決められることが多い。人事は科学(Science)であり、芸術(Art)でもある職業である。
  • 人事部門は経営や他部門の現状と問題点もアップツーデートに掌握していなければならない。
このように他の部門の仕事は経理なら金、営業なら商品など在籍した会社にしか通用しない一品料理的な短命な仕事であるのに対し、人事部門の仕事は会社以外の多岐多様な分野に通じていることが求められ、退職後も役に立つ長命の最高の仕事であった。