太田隆次の人事講座

「知る者は言わず、言う者は知らず」 [目指せ!人事の雑学王]

投稿日時:2015/04/22(水) 09:00rss


欧米人はよくしゃべると思われていますが
 「欧米人はよく話す、会議で黙っていることは無能の証明と思われる」と
 プレゼンテーションセミナーなどで講師におどかされて、話すのが苦手な日本人は小さくなっていますが、
 実際は、欧米人もビジネスの場で内容のないことを長々と話していることが多いのです。

英語でもむやみなお喋りを戒める諺があります
 ・A fool is known by much babbling.(馬鹿はよくしゃべるのですぐ分かる)
 ・The greatest talkers are not always the wisest man.(口数の一番多い者が一番の知恵者とは限らない)
 ・Speech is silver, silence is gold,(雄弁は銀、沈黙は金)
 ・Eyes are more eloquent than lips.(目は口より物をいう)
 などがあります。

中国では
 老子の言葉に、
 「知る者は言わず、言う者は知らず」(知者不言、言者不知)というのがあります。含蓄があります。

次のような意味です。
 「知恵のある者は言葉が少なく、言葉の多い者は知恵が少ない」
 「真によく知っている者はあまり多くは語らないが、よく知らない者はかえって口に出して言うものである」

日本では
 風土
 「男は黙って勝負する」「言わぬが花」「能ある鷹は爪を隠す」など、口数の少ないのが貫録があり美徳とされる風土です。

日本の企業の会議では
 「言うべきなのに沈思黙考を決め込んでいる人や、ペラペラしゃべるが実は内容がない人がいる」
 「知っているのに黙っている、知らないのにどうでもいいことをしゃべりまくる」
 風景を見かけます。

正解
 少なくとも会議では「知る者も知らぬ者も、自分の意見は明快に簡潔に分かりやすく主張する」が正解です。