太田隆次の人事講座

ブルド-ザよ、ありがとう [目指せ!人事の雑学王]

投稿日時:2015/09/01(火) 08:43rss



災害復旧に懸命に働いている人もさることながら、ブルドーザの姿を見るたびに、ブルドーザこそが
世界や日本の国土を造ってきた、あるいは守ってきたという思いを新たにします。
もっとブルドーザのことを知りましょう。
 
ブルド-ザは、こういう働きをしてくれます。
  • 掘る(土地を掘削する)
  • ならす(土地を均等にならして整地する)
  • 吊り上げる(積み荷を移動させ他の場所に置く)
  • 積み込む(土砂や残土などをダンプカ-などに積み込む)
  • 押し上げる(上に向かって土砂を押し上げる)
  • 盛り土する(土砂を積み上げていく)
  • 除雪する(大きなシャベルで大量の雪を、走行しながら道路の横に押しやる)
  • 引っ張る(廃屋の廃棄物をけん引する)
  • 押土する(柔らかい部分に上から押しつけて固める) 
こういうことが出来る万能の建設機械はブルドーザしかありません。もしブルドーザが
この世になければ人海戦術しかありません。
 
ブルド-ザの略史をたどってみましょう

 トラクターの製品化  1859年に自走式の農業用トラクターが米国で製品化されました。
 ブルドーザの製品化  1923年にトラクターを改良し、前部に土を押しのける排土板をつけた、
            世界初のブルドーザが米国で製品化されました。
 トラクターの輸入   1912年から日本陸軍が砲牽引用として米国製トラクターの輸入を始めました。
            1923年の関東大震災復興用に米国製トラクターが輸入されました。
 ブルド-ザメ-カ創立 1925年に米国でブルド-ザ専門メ-カ、キャタピラ-社(略称CAT)が
            創立されました。現在に至るまで世界のトップメ-カです。
 日本の試作化の動き  1942年旧日本軍がウエ-キ-島で戦利品のCAT製ブルド-ザを持ち返り
            小松製作所、日立製作所など数社が試作を開始しました。   
 ブルド-ザの国産化  1945年から戦災復興のため、各社ブルド-ザの国産化が始まり、
            現在、米社CATと小松製作所の二社の寡占状態です。
 
ブルド-ザの名前はどこから? 二説あります。

1.ブルド-ザが発明される前は雄牛(bull)に整地させていたが、ブルド-ザが発明されてから
​  牛が居眠る(doze)ほど役目がなくなったので、bulldozer となったという説です。

2.19世紀末に反抗的な黒人を罰するのに、雄牛(bull)を鞭で叩くと薬(dose)のようによく効くという
  bulldoseがbulldozeとなったという説です。英語でgive a dose of a whip fit for a bull と説明します。
  bulldozeとは「大きな力で押しのける」意味として定着していました。発明されたこの建設機械は、
  まさにこの「大きな力で押しのける」イメ-ジそのものなのでbulldozerと名付けられたというわけです。
  なお、bulldoze a bill というと、無理やり法案を通過させるという意味です。

後者の説が有力ですが、ブルド-ザは牛に居眠りさせる説も捨てがたいですね。