女性を活かし企業を元気に!「長期定着化のコツ」

育休復帰を取り巻く現状 [育休復帰]

投稿日時:2012/12/18(火) 09:00rss


育休復帰を取り巻く現状


育休復帰に関して、人事の方からこんなことをよくお聞きします。

うちは制度はかなり整えているんですけどね。
女性社員が利用せずに退職してしまうことが多いんです。


制度はあるのに、自社には制度がないと思っている社員もいるんです。

産休育休を取得しても、保育園が見つからずそのまま辞めてしまったりするんです。


平成24年7月に、従業員100名以下の企業にも育児介護休業法が義務付けられました。
これにより、日本中の全ての企業に、育児介護休業法が義務付けられたことになります。

また最近は、新卒で入社する女性社員の割合が増えて来られた企業も多いと思います。

そんな中、せっかく育った戦力の女性社員が出産を期に辞めてしまい、
また一から社員を育てることを繰り返すのは、企業にとっては大きな損失です。

厚生労働省ハローワーク「育児休業給付」の資料には、
入社7~10年の社員が出産を期に退職した場合、企業の損失は1人当たり約980万円という試算が出ています。


ただ、、人事ご担当者様は既にお感じかと思いますが、
実際に育休復帰体制を社内で整えていくには、色々な壁がはだかっているのも事実です。


以下、順番に見ていきましょう。


育休復帰体制構築に立ちはだかる壁


1.復帰後のポジションについて

・復帰後はどのポジションについてもらったらいいのか。
・以前と同じ部署に戻ってもらおうにも、今いるメンバーで回るようになったら戻る場所がない。
・営業職だった人が内勤で復帰するにしても、今後内勤女性ばかり増えるのは難しい。


2.現場の優先順位について

・現場は売上あげないといけないのに、育休復帰体制作るっていっても、そんな余裕はない。
・みんな残業して必死なのに、早く帰る人をチームに抱えるのは難しい。
・日々やるべき仕事が多いので、よほど必要を迫られない限りは育休復帰については後回しになる


3.逆差別的な受け取られ方

・なぜ女性に対してのことばかり言うのか、
 男性だって同じじゃないのか。
・女性には優しく、甘くということか。
・仕事と家庭を両立したいのは男性も同じだ。


4.女性の意識や諦め

・この会社では制度があっても、
 実際復帰した前例がないので無理だ。
・みんなに迷惑をかけそうだし、
 それなら出産を期に辞めたほうがいい。
・育休を取得したものの、とても仕事と育児を両立できる自信がなくなった。


5.業務効率化がなされぬままの制度適応

・人が抜けても仕事量は変わらず、チームが疲弊してしまう。
・育休を取る社員の仕事がチームの負担としてのしかかり、現社員の不満がつのる
・上記のような状況から、徐々に生産性が落ちていく


6.育休復帰体制構築等を掲げただけで終わる

・掲げたけど何も変わっていないという現場の感覚や諦めが広がる。
・現場があまり協力的ではなく、掲げたことが進まずに1年が終わる。
・次に何か打ち出しても「形だけだろう」という風潮になる


以上、大きく6つをあげさせて頂きました。

育休復帰体制構築は、制度面の見直しもそうですが、
結局は直属の上司の理解や、現場のチーム作りに大きなカギがありますので、現場の方の意識を高めないと進みません。

その為にまず必要なこと。


それは、


1.トップ自らが育休復帰体制構築(女性活躍推進等)を行う旨を発信すること。

*日本電産、ユニクロ、日産も、まずは社長からの大々的な発信があり、取組による結果が出るようになりました。方針に掲げてあるだけではなく、トップの方自らが伝えることにより、会社の本気度を伝えることが大切です。


2.メッセージの意図を正しく伝えること

女性だけを守るとか、女性に優しいのではなく、会社が今後も売上をあげ成長していくために必要な施策だということを、社員さんに理解して頂くことが必要です。

実は、休業については、女性に対してだけではなく、今後は男性社員にも関わってきます


それは、介護問題

今年ついに、育児休業取得数を、介護休業取得数が上回ったというデータが出ました。

女性だけのことではなく、みんなが自分事として捉えられる発信をすることにより、チームで協力しあう組織づくり、生産性の高い仕事の働き方への第一歩にすることが大切なのです。




次回は

①トップ自らが育休復帰体制構築(女性活躍推進等)を行う旨を
 発信すること。
②正しく伝えること
について、

そのポイントや方法を具体的にお伝えしてまいります。




 


 



bnr_mainimg-730x0.jpg

 

女性社員教育って何でこんなに難しいんだろう?


  • 男性社員よりよっぽど気を遣って接しているのに、、、
  • 制度もそれなりに整えているはずなのに、、、
  • リーダーとして頑張って欲しいと期待しているのに、、、
  • 女性社員にこちらの想いがなかなか伝わらない。。。
  • 女性社員が退職してしまう。。。
  • リーダーや幹部となる女性社員がなかなか育たない。。。

そんなお悩みを、ナチュラルリンクで解決しませんか?


  • linkroomtop1.jpg
    ▲Click▲

    ■今後の開催テーマ
    【6月】18日(水)18時半~20時半 女性部下の面談はこうすればうまくいく!明日から使える3つの具体策
    【7月】16日(水)18時半~20時半 女性がやる気になる仕事の指示の出し方、伝え方
    【8月】20日(水)18時半~20時半 数字や売上の話を女性部下に響かす4つのポイント
    【9月】17日(水)18時半~20時半 他社事例から学ぶ、女性役職者育成の5つのポイント