女性活躍推進のウソホント

【働き方改革】 管理職にこそ、社外に出る機会を。 [女性活躍推進のウソホント]

投稿日時:2018/03/06(火) 10:31rss


1 私たちは何のために働いているのか?






















昨年、ある企業の管理職の方に対して、女性活躍研修をさせて頂きました。その企業は、
中堅企業で歴史があり、社長も女性活躍や働き方改革に積極的でした。

研修には50名ほどの管理職が参加され、年齢層は、30代後半から50代。
研修は比較的前向きな雰囲気で進み、最後に「私たちは何のために働いているのか」という
考察を行いました。

この考察の目的は、「役職者の皆さんは仕事で出世することや、より稼げるようになるために
頑張ってこられたと思うが、今は働くことに求めるものが多様化している」ということを実感
して頂くためでした。

…が、蓋を開けてみると、意外な結果になりました。

2 生活のために働くことは悪いことではないけれど






















何のために働くかについて、皆さんに手をあげて頂いたところ、なんと9割の方が「生活のため
に働いている」に手を挙げられたのです。

この結果に驚き、一瞬次の言葉がでなくなってしまいました。

生活のために働くことが悪いわけではありません。お金が無ければ、家族を養ったり、生活を
していくことはできないので、生活のために働くことは全員ベースとしてあると思います。
また30代後半から50代というと、子どもの学費等の出費がかさむ時期だとも思います。

ですがその上で、部下を持つ方であればなおさら、「仕事はやり方次第でどんどん面白くなる
こと」「仕事を通して成長する歓び」「仕事でより以上を目指す大切さ」といった部分を忘れ
てはいけないはず。

ふと「生活のために働く」という上司に育てられた部下は、どうなるだろうと考えてみました。

「普通にしていれば給料をもらえるから、変にチャレンジはしない。」

「改善するべきことはたくさんあるけれど、それで給料が変わるわけじゃないからしない。」

「とにかく時間から時間働いて、土日はゆっくり休みたい。」

このような空気が蔓延した部署で、働き方改革や現状の変革を行うとなると、それは容易い
ことではないと思います。

3 男性の上司が女性のロールモデルになるために

























「うちは女性のロールモデルがいないから女性が育たない」という方は多いですが、必ずしも
そうとは限りません。男性であっても、直属の上司の存在は女性に大きな影響を与えます。

とはいえ、長くその会社で働いていれば、価値観も固定化されていきます。役職につき周囲か
ら指摘される機会が無くなると、「自分が変わらなければならない」という意識も薄まってし
まいます。

よほど自分で意識して、危機感を強く持った人ではない限り、安定に流れてしまうのが人間で
す。ですから管理職の方こそ、商談や仕事以外で、社外の人と接したり、今の世の中がどう
変化しているかを、感じる場に出ていくことが必要だと思います。

商工会議所や、ベンチャー企業が行っている勉強会など、管理職の方には月に1度はそのような
場に出向いて勉強することを、促されてみてはいかがでしょうか?