人事制度は人を評価し、公平な処遇を決めるものである → 正しいか?

人事制度10の間違い

人事制度10の間違い その2

◎人事制度は人を評価し、公平な処遇を決めるものである
⇒ 本当か?
人事制度は何が目的なのか、誰のためか、その意義、目的を明確に持つ必要があります。人事制度の哲学です。哲学のない人事制度は破綻します。明確な意味づけを行ってから人事制度を作成してください。

人事制度を、単に給与決定とか、企業業績の向上といった浅い意味づけで導入していませんか

人事制度は人を扱う根幹を担う制度です。人を育てようとしているのか、組織の中に個人主義を蔓延させようとしているのか、協力や思いやりのあるチームを作ろうとしているのか、その底流に流れる思想を明確にしてから導入してください。
最近の傾向はあまりにも思想のない制度導入が多いように思います。

人事制度は社風を作る

人事制度はその企業の社風を作り上げます。どんな会社にしたいのか、どんな社風が望ましいのか、どんな価値観で社員に仕事をして欲しいのか、これらを決めて日々の行動に移す橋渡しをする役目が人事制度です。つまり人事制度では、どのような社員が望ましいのかを明確にし、そしてその基準に比較して評価することとなるのですから。

人事制度の2つの目的は、(1)人の育成 と (2)企業の成長

人事制度の狙いは、「人を活かして企業を発展させる」ことにあるはずです。人は企業にとって機械や設備に勝る資産です。この「人」という巨大な資産の目を覚まさせ、能力を発揮してもらうことが、企業の発展、成長に欠かせない経営手法です。どの企業にとっても社員を育てない企業は衰退の途をたどります。

人を育てるということ

人は企業という森に生えている木にたとえることができます。つまり、森に社員という木が生えていて、その木が小さな実を付けます。その実を利益という籠に集めるとそれが企業利益です。利益はどこかから勝手に湧き出ているわけではなく、社員一人一人が生み出しているのです。

木が育つには太陽の光が必要

この木を育てて一つでも多くの実を付けてもらうと、企業利益が増大することとなるのですから、木が育つ方法を考えることが人を活かすこととなります。
そのためには、木の成長に必要な太陽の光を当てることが必要です。つまり、企業の方針やビジョン、目標を明確に示すことによって社員の想いを一本化します。

土壌には教育、人事制度、組織文化という肥料を

そして土壌には、社員の教育、人事制度、より良い組織文化の形成が必要です。人事制度は人を育て活かすための有効な手段です。
人事制度10の間違い