賃金テーブルがなければ給与制度とはいえない → 正しいか?

人事制度10の間違い

人事制度10の間違い その10

◎賃金テーブルがなければ給与制度とはいえない
⇒ 正しいか?
一般に給与制度を作成すると、賃金テーブルが作成されます。では、賃金テーブルは必ず必要なのでしょうか。実はこの賃金テーブルの存在が人事制度を難しく、かつ複雑にしています。賃金テーブルは不要です。

賃金テーブルでは企業業績に見合った昇給額が計算できない

もはや賃金テーブルの時代は終わったと考えるべきでしょう。
賃金テーブルの機能は、等級と号俸によって能力給が決められるテーブルであり、この号俸と人事評価が関連づけされているのが普通です。例えば次ページの例に挙げたように、Ⅰ級5号俸の人がB評価となった場合、この人の能力給は164,000から3号俸上がって、167,000となります。
このように賃金テーブルの場合、企業業績とは無関係に昇給金額が決められてしまうこととなり、この結果、評価を行うたびに人件費が膨らんでしまう結果となりかねません。
また、賃金テーブルでは、年齢が基本で設計されていることが多いことも欠点です。賃金テーブルに標準年齢が書かれていて、給与額(能力給)と年齢との関係がかなり直結した関係で表現されている場合が多い。これも年功的に給与を管理しようとする現われです。

各人の給与は企業業績と本人の実力で決まる制度を作るべきです

これからの給与制度は、企業業績を反映させることが大切であることは前述しました。そして、本人の実力によって社員間に差がつく給与にしなければなりません。この2つの課題を解決できる制度づくりが大切です。
人事制度10の間違い