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女性活躍推進のウソホント
【女性のモチベーション】 意欲高く育休復帰した女性が、モチベーションダウンするのはなぜか? [女性活躍推進のウソホント]
育休から復帰するママのモチベーション

個人差があるとはいえ、育休から復帰して働きたいという女性は、一般的にはモチベーショ ンは高いです。
なぜかというと、「働かない選択肢があるにもかかわらず、さらに独身時代 よりも大変な状況になるにも
かかわらず、働くことを選んでいるから」です。
朝6時に起きて、朝食の準備、洗濯をして、化粧をして、さっと朝ごはんを食べて、子ども を起こして、
服を着替えさせて、朝ごはんを食べさせる。急いで保育園に送りに行き、会社 で仕事。定時で仕事を
切り上げて、保育園にギリギリでお迎えにいき、そこから帰宅すると すぐに晩御飯の用意。甘える子どもと
遊びながらも、やっと晩御飯ができて、一緒に食べ て、少し落ち着くから子どもと遊んで、お風呂に入れる。
すると夫が帰ってきて、晩御飯を 用意して、子どもを寝かしつける。その後は自分がお風呂に入って、
やっと一人の時間で気 づけば23時。残った仕事をしたり、ちょっと調べ物をして、0時過ぎに眠りにつく。
働くママの毎日はこんな感じです。(あくまで一例ですが)
大変だということをわかってほしいから書いたのではなくて、ここまでしてでも働こうという人は、仕事への
モチベーションが高いということなんです。 夫が働いている場合は、切り詰めれば、家族で生活はしていける
方が多いと思いますが、つ まりは働かなくていい選択肢もあるわけです。保育園に預けるとなると、保育料は
だいたい 6万円ほどはかかりますので、自分が時短勤務になると、お給料の大半は消えていく。
それでも働こう!と決めて復帰するのが、皆さんの会社におられる働くママさんなのです。
なぜそんな思いで復帰した女性のモチベーションが下がるのか

大きな原因の1つに「部署の働き方」にあります。多くの方が、復帰すれば時短勤務になります。
自分ははやく帰るけれど、周りは残業している。申し訳ない。。そして、独身時代のように、仕事を
どんどん任されることもなく、仕事のやりがいも以前よりは下がっている。 でも、明らかに以前より、
短時間で質の高い仕事をしている自負はあるのに長く働けるフル タイム社員のほうが評価が高い。
“毎日大変な思いをして、なんのために働いているんだろう…”
とふと、頭をよぎってしまうこともあるのです。また、仕事のやりがいを大切にする方の中には、
フルタイムでの働き方を選んだけれども、時短勤務に変更する方も多いです。 育休から復帰した方に、
戦力として活躍して頂くには、会社の働き方やルールを変えていく ことが必要です。
・今まで会議は18時からだったけど、日中にしてみよう。
・ITツールを活用して、外でも仕事ができるようにしよう。
・情報を共有して、いつ、何があっても、みな問題なく仕事がまわるようにしよう。
・一度仕事を洗い出して、ムダなことを捨ててみよう
・マニュアルが古いから、マニュアル自体を新しくしよう。
など・・・ 制度を変える前に、いち部署としてできることもたくさんあります。 時短勤務者のために、
部署が働き方を変えるなんて、わかるけどそのミーティングをとることも、時間的に難しい。
今、売上をあげることが最優先なのに、そんなことしている暇はない。 という方もおられると思います。
ですが、これは時短勤務者の話ではなく、自分の部署がまだまだ成果があがる可能性がたくさんある
からこそ、大切なことなのです。 当社も、専務や私の妊娠出産を機に、働く時間は2/3以下になった
にも関わらず、売上が 伸びました。これには私も驚きでした。
売上をあげる、成果をあげることはもちろん大切です。ただ、そこから、生産性に視点をうつして、
短時間で成果をあげる部署づくりをすることによって、育休復帰の女性の力も活か され、結果的に部署も
以前より成果があがる形がつくれます。 簡単なことから、出来る範囲から、是非取り組んでみてください。


個人差があるとはいえ、育休から復帰して働きたいという女性は、一般的にはモチベーショ ンは高いです。
なぜかというと、「働かない選択肢があるにもかかわらず、さらに独身時代 よりも大変な状況になるにも
かかわらず、働くことを選んでいるから」です。
朝6時に起きて、朝食の準備、洗濯をして、化粧をして、さっと朝ごはんを食べて、子ども を起こして、
服を着替えさせて、朝ごはんを食べさせる。急いで保育園に送りに行き、会社 で仕事。定時で仕事を
切り上げて、保育園にギリギリでお迎えにいき、そこから帰宅すると すぐに晩御飯の用意。甘える子どもと
遊びながらも、やっと晩御飯ができて、一緒に食べ て、少し落ち着くから子どもと遊んで、お風呂に入れる。
すると夫が帰ってきて、晩御飯を 用意して、子どもを寝かしつける。その後は自分がお風呂に入って、
やっと一人の時間で気 づけば23時。残った仕事をしたり、ちょっと調べ物をして、0時過ぎに眠りにつく。
働くママの毎日はこんな感じです。(あくまで一例ですが)
大変だということをわかってほしいから書いたのではなくて、ここまでしてでも働こうという人は、仕事への
モチベーションが高いということなんです。 夫が働いている場合は、切り詰めれば、家族で生活はしていける
方が多いと思いますが、つ まりは働かなくていい選択肢もあるわけです。保育園に預けるとなると、保育料は
だいたい 6万円ほどはかかりますので、自分が時短勤務になると、お給料の大半は消えていく。
それでも働こう!と決めて復帰するのが、皆さんの会社におられる働くママさんなのです。
なぜそんな思いで復帰した女性のモチベーションが下がるのか

大きな原因の1つに「部署の働き方」にあります。多くの方が、復帰すれば時短勤務になります。
自分ははやく帰るけれど、周りは残業している。申し訳ない。。そして、独身時代のように、仕事を
どんどん任されることもなく、仕事のやりがいも以前よりは下がっている。 でも、明らかに以前より、
短時間で質の高い仕事をしている自負はあるのに長く働けるフル タイム社員のほうが評価が高い。
“毎日大変な思いをして、なんのために働いているんだろう…”
とふと、頭をよぎってしまうこともあるのです。また、仕事のやりがいを大切にする方の中には、
フルタイムでの働き方を選んだけれども、時短勤務に変更する方も多いです。 育休から復帰した方に、
戦力として活躍して頂くには、会社の働き方やルールを変えていく ことが必要です。
・今まで会議は18時からだったけど、日中にしてみよう。
・ITツールを活用して、外でも仕事ができるようにしよう。
・情報を共有して、いつ、何があっても、みな問題なく仕事がまわるようにしよう。
・一度仕事を洗い出して、ムダなことを捨ててみよう
・マニュアルが古いから、マニュアル自体を新しくしよう。
など・・・ 制度を変える前に、いち部署としてできることもたくさんあります。 時短勤務者のために、
部署が働き方を変えるなんて、わかるけどそのミーティングをとることも、時間的に難しい。
今、売上をあげることが最優先なのに、そんなことしている暇はない。 という方もおられると思います。
ですが、これは時短勤務者の話ではなく、自分の部署がまだまだ成果があがる可能性がたくさんある
からこそ、大切なことなのです。 当社も、専務や私の妊娠出産を機に、働く時間は2/3以下になった
にも関わらず、売上が 伸びました。これには私も驚きでした。
売上をあげる、成果をあげることはもちろん大切です。ただ、そこから、生産性に視点をうつして、
短時間で成果をあげる部署づくりをすることによって、育休復帰の女性の力も活か され、結果的に部署も
以前より成果があがる形がつくれます。 簡単なことから、出来る範囲から、是非取り組んでみてください。

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