- トップ
- 人事・労務に関するコラム
- 人事・労務に関するコラムニスト
- もし、皆さんの部署の女性社員が明日妊娠したら?
もし、皆さんの部署の女性社員が明日妊娠したら? [育休復帰]
育休復帰が円滑に進む組織になることに関して、大事な視点は、
「多様な人材が働きながらも、業績をあげていける仕組みのある組織」
になるということです。
女性の管理職を育成する上でも同じ事が言えます。
この考え方が共有されていないと、
「短時間勤務の人ははやく帰れてその分しわ寄せがこちらにくる。」
というチームの不満になったり、
「子供を産んだ女性は得だな」
という風に社内ではうつってしまってうまくいかなかったり、
逆に復帰後、女性が辞めてしまう結果になったりもします。
育休前が大切-
「多様な人材が働きながらも、業績をあげていける仕組みのある組織」であるかについては、
社員さんの育休取得や、復帰する前にこそ、見なおしておくことが大切です。
ではもし明日、部署の女性社員が妊娠したら、どうしますか?
まず、何を気をつけないといけないのでしょうか?
最初にやってくるのはつわりです。
私も実は現在、妊娠5ヶ月目で、つわりにはかなり苦しめられました。
女性活躍を支援する仕事をしている私でさえ今まで、
「つわりで会社を休むのは、責任感が足りない証拠だ」と思っていました。
ですが、実際自分がつわりを体験してみて、
「いや、これは出社は無理だ・・・」と身にしみて感じました。
人それぞれで、違いもありますが、
食べては吐く、電車の中でも吐き気をもよおす、一駅ごとに降りて、
外の空気を吸って大丈夫になったらまた電車に乗る。ひ
どい時は起き上がることも辛い状況でした。
こういった状態では、とても仕事にはいけず、
スタッフに仕事を任せて休むことが多かったです。
その時に、チームがどう動くのか。
その人の仕事を、みなが把握して引き継げるようになっているのか、
ある程度流れが分かっているのか、
仕事は見える化されているのか、
普段から、
「仕事が見える化」されている事と、
「日々チームのメンバーがどんな仕事をしているか」
それが共有されていないと、急に抜けた穴を埋めるのは、なかなか難しいです。
「まぁ何とかなるだろう」とおもわれる方も多いと思いますし、
実際、何とかなるのですが、それでは、
チームに精神的にも物理的にも負担がかかり、雰囲気が悪くなってしまったり、
効率が悪くなることがよくあります。
では、普段から、
「仕事が見える化」されていることと
「日々チームのメンバーがどんな仕事をしているか」
を共有するにはどうしたらいいでしょうか。
おすすめは、日報をチームでまわすことです。
10:00~ ◯◯処理
11:00~ ◯◯作り
11:30~ 企画書作り
13:30~ 企画書作り続き
14:30~ 経費関係
・・・
・良かった点
・改善点
・明日の予定
といった形で、時間と、何を行なっているかについて書き、それを共有しましょう。
MLでまわすと、1日の終わりに何件もメールがきて大変なので、
社内のSNSやフェイスブックのクローズされたグループ等で、
日報をあげていくと便利です。
当社もそのようにして共有しています。
どんな仕事をして、どれに時間がかかって、
この時期にこの人はこんな仕事をするのか。
そういったことが共有されていると、
みなが流れが掴めるので、引き継ぎもスムーズです。
ぜひこの機会に、一度日報を見なおしてみてはいかがでしょうか。


女性社員教育って何でこんなに難しいんだろう?
- 男性社員よりよっぽど気を遣って接しているのに、、、
- 制度もそれなりに整えているはずなのに、、、
- リーダーとして頑張って欲しいと期待しているのに、、、
- 女性社員にこちらの想いがなかなか伝わらない。。。
- 女性社員が退職してしまう。。。
- リーダーや幹部となる女性社員がなかなか育たない。。。
そんなお悩みを、ナチュラルリンクで解決しませんか?
▲Click▲
■今後の開催テーマ
【6月】18日(水)18時半~20時半 女性部下の面談はこうすればうまくいく!明日から使える3つの具体策
【7月】16日(水)18時半~20時半 女性がやる気になる仕事の指示の出し方、伝え方
【8月】20日(水)18時半~20時半 数字や売上の話を女性部下に響かす4つのポイント
【9月】17日(水)18時半~20時半 他社事例から学ぶ、女性役職者育成の5つのポイント
コラム最新記事
- 育休からはやく復帰してもらうために (2015/03/24)
- イクメンは肩身が狭い!? (2015/02/24)
- 子育てしながら働く葛藤 (2015/01/27)
- 私家庭があるので、これ以上仕事を増やすことができません (2014/12/24)
- 育休明けの社員は営業職につけないのか? (2014/11/18)