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女性部下との関係性「横から目線」で作ろう [女性社員の長期戦力化"13の秘策"]
女性部下との関係性「横から目線」で作ろう
先日のコラムでは、
「女性リーダー育成に関しては固定概念を捨てる」ことが
大切だと書きました。
「女性だから責任ある仕事は避けたがる」
「女性は感情的だからリーダーには向いていないだろう」
「女性は結婚出産があるから管理職になるのは難しいだろう」
このような固定概念を捨てた上で、男女の性差で判断するのではなく、
個々の能力や性質を見て接していくことが大切です。
ただし、
そうは言っても、男性と女性では、関係性の作り方は違うと感じておられる方は多いと思います。
私も無意識のうちに、男性と女性とでは接し方を変えているなと思うのですが、前職でも男性の先輩には「◯◯さん、今日のネクタイの色、変ですね!」とか「◯◯さん、最近ちょっとお腹出てきましたねー」と、冗談を言いながら笑ったりすることもありました。
でも、女性の先輩には口が裂けてもそんなことは言えませんでした...(笑)
ということは女性である私も、どこかで意識をして接していたということになります。
本来、男性と女性では脳の作られ方が違います。
男性は「獲物、つまり自分たちの食料を捕らえる」役割に適して脳が進化してきました。
男性の中で獲物を取るために必要な関係性は「縦組織」でした。
リーダーがいて、リーダーを中心にチームになって獲物を確実にとる。
ですので男性は比較的、
上から命令されたり縦組織での考え方を受け入れやすいように出来ています。
一方で女性は、「集落を守る」役割のために脳が作られました。
集落を守るために大切なのは、横の繋がりです。
その集落でみなとうまくやり、情報交換をしながら、自分たちの身を守る。
ですから、女性は相手と関係性を作る上で、
本能的に「この人は自分たちの味方であるか」を考えます。
逆に言えば、相手と自分の関係性をハッキリさせた上下関係は本能的に受け入れがたいのです。
サッカーのなでしこジャパンの佐々木監督が、
初めて女子サッカーの監督になられた時に意識されたことは、
「横から目線で選手と接する」ことでした。
「一緒に考える、命令しない、相談する」
この人は、自分たちの仲間だとおもってもらって初めて、
言いたいことも聞いてもらえるし、協力できる関係性になります。
横から目線、是非明日から意識をしてみてください。
女性でも、リーダーに興味がある人もいれば、
リーダーになりたくない人もいます。


女性社員教育って何でこんなに難しいんだろう?
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