遊部香の職場のコミュニケーション術

その48 ~離職率が高い原因~ [コラム]

投稿日時:2013/03/21(木) 09:00rss


 弊社では半年ほど前に、採用に関するセミナーを開いたところ、大変人気でした
(ご希望の方にはDVDの販売がございますので、お問い合わせください)。

 その講座の講師の先生は、
「これまで4000名以上の転職希望者と面談し、2500社以上の企業からトータル10000件以上の求人を受注してきた」
という採用のプロフェッショナル(経営コンシェルジュいしづか・石塚毅先生)なのですが、
その先生のお話のなかで、印象に残った言葉がありました。

 それは……
「採用に困っているという中小企業の多くが、実は、採用に困っているという以前に、離職率の高さで困っている」
 ということです。

 そして、離職率が高くなる4つ要因は下記の4つであることが多いということでした。
 (1)入社前と入社後のギャップがある(仕事内容・役割)
 (2)入社初日の対応が悪い(放置・受け入れ態勢が出来ていない)
 (3)困った時の相談相手が固定していない
 (4)この会社にいても先が見えない、成長が出来ないと感じる

 このなかでも意外に多いのが(2)であると。


 先月のコラムでは、「注目されると仕事の効率が上がる」というお話を書きました。
 逆に言うと、注目されない、誰からも関心を持ってもらえないという状況に置かれると人は、
「この会社に自分がいる意味はないかもしれない」と思ってしまう、ということです。


 大企業では(2)のようなことは少ないと思いますが、小さな企業では意外と思い当たる節がありませんか?


 たとえば、
 ・中途入社の人が初めて会社に出社したが、社長は外出していず、会社にそのときいた人は誰も、
  今日から新入社員が来ることを聞いていなかった
 ・新しい人が出社してきても、まだ机もパソコンも準備されておらず、「その辺に適当に座っていて」という扱いだった
 ・机はあてがわれたが、引き出しを開けてみると、以前その机を使っていた人の文房具や名刺がそのまま残っていた

 このコラムは「社内のコミュニケーションをよくしましょう」ということがテーマですが、
その大前提となるのが、「相手に関心を持つ」「関心を持っていることを伝える」ということです。

 あなたの会社の新入社員の受け入れは、しっかり相手に「関心を持っていますよ」と伝えるものになっているでしょうか?
 上記の例のようにひどくはなくても、一度見直してみるといいかもしれません。