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一人称であるべき「少子高齢化対策」 [人事の教養]
我が国の「少子高齢化」の現状と予測が、新聞、雑誌、テレビの特集など、メディアで毎日のように取り上げられています。
先日6月13日には政府のいわゆる「骨太方針素案」で国家としての中長期的な課題と方策がメディアに公表されました。
しかし、興味本位や三人称の傍観者としてではなく、主人公である私達国民すべてが、
一人称で「自分自身の少子高齢化対策」を実行すべき課題です。
全部ではありませんが整理してみましょう。
1.これからは「人口半減社会」になります。あなた自身の人生計画は大丈夫ですか?
現状と見通し:
36年後の2050年には、人口は1億人程度に減り全国の居住地域の3分の2では居住人口は人口が半分になり、
このままだと過疎化や高齢化で空き家も増え、地域社会は崩壊し市町村のビジネスがなくなった地方経済は
構造的に衰退し続ける見通しです。
あなたの対策:
国土交通省が2013年秋から2050年を見据えた国土計画や地域づくりの指針作りを開始しました。
厚生労働省や自治体などの地域や企業の雇用動向情報も収集して、
あなた自身の人生計画(勤務先、住居、教育など)に組み入れましょう。
2.長寿化の裏で認知症と関連の問題が増えています。あなた自身は大丈夫ですか?
現状と見通し:
65歳以上の高齢者3200万人(2013年現在、全人口の4人に1人)のうち、約400万人が軽度の認知症、
462万人が認知症で計862万人と言われています。つまり65歳以上の高齢者の約30%が認知症なのです。
認知症による退職の他、認知症の家族を介護しながら勤務する290万人(全労働者の4.5%)の他、
年間10万人も介護離職を余儀なくされ、今後ますます増加する傾向にあります。
あなたの対策:
認知症は、治療は出来ないが、認知症の病理がかなり解明され、医療機関の指導による発症を遅らせる薬剤投与や
トレーニングが日進月歩で開発され、ネットでも発信されています。
医療機関や自治体の最新情報や利用できるサービスを積極的に活用しましょう。
3.これからは「年金減時代」です。あなた自身は大丈夫ですか?
現状と見通し:
5年に一度の公的年金の「財政検証」が6月3日に公表されました。
少子高齢化で、保険料を負担する現役世代が減り、年金を受け取る高齢世代が増えて年金財政が苦しくなるのを、
経済成長率(-0.4%~1.4%)、所得代替率(35%~50.9%)をオプションごとに試算し、年金額抑制のために
保険料支払い期間の延長や受給年齢の引き上げなどが盛り込まれています。
ざっと現在の公的年金は20%程度減額されると思えばよいという専門家の解説もあります。
あなたの対策:
大多数の人は、引退後は、資産がある人は別にして、公的年金が唯一の収入になりますから減額される見通しの
公的年金だけでは生活費に事欠くことになります。金融資産を除く一般的なアドバイスをあげます。
1) 老後資金の準備
キリギリスと蟻の物語の教訓に学び、現役時代から老後資金の目標を決めます
(3000万円~4000万円といわれます)。
2)受給年齢の繰り下げ(リスクもありますが、平均寿命も伸びています)
3)個人年金
4)生涯賃貸住宅はリスク
公的年金には賃貸料はありませんから受給までに小さくとも住居は所有しておきましょう。
先日6月13日には政府のいわゆる「骨太方針素案」で国家としての中長期的な課題と方策がメディアに公表されました。
しかし、興味本位や三人称の傍観者としてではなく、主人公である私達国民すべてが、
一人称で「自分自身の少子高齢化対策」を実行すべき課題です。
全部ではありませんが整理してみましょう。
1.これからは「人口半減社会」になります。あなた自身の人生計画は大丈夫ですか?
現状と見通し:
36年後の2050年には、人口は1億人程度に減り全国の居住地域の3分の2では居住人口は人口が半分になり、
このままだと過疎化や高齢化で空き家も増え、地域社会は崩壊し市町村のビジネスがなくなった地方経済は
構造的に衰退し続ける見通しです。
あなたの対策:
国土交通省が2013年秋から2050年を見据えた国土計画や地域づくりの指針作りを開始しました。
厚生労働省や自治体などの地域や企業の雇用動向情報も収集して、
あなた自身の人生計画(勤務先、住居、教育など)に組み入れましょう。
2.長寿化の裏で認知症と関連の問題が増えています。あなた自身は大丈夫ですか?
現状と見通し:
65歳以上の高齢者3200万人(2013年現在、全人口の4人に1人)のうち、約400万人が軽度の認知症、
462万人が認知症で計862万人と言われています。つまり65歳以上の高齢者の約30%が認知症なのです。
認知症による退職の他、認知症の家族を介護しながら勤務する290万人(全労働者の4.5%)の他、
年間10万人も介護離職を余儀なくされ、今後ますます増加する傾向にあります。
あなたの対策:
認知症は、治療は出来ないが、認知症の病理がかなり解明され、医療機関の指導による発症を遅らせる薬剤投与や
トレーニングが日進月歩で開発され、ネットでも発信されています。
医療機関や自治体の最新情報や利用できるサービスを積極的に活用しましょう。
3.これからは「年金減時代」です。あなた自身は大丈夫ですか?
現状と見通し:
5年に一度の公的年金の「財政検証」が6月3日に公表されました。
少子高齢化で、保険料を負担する現役世代が減り、年金を受け取る高齢世代が増えて年金財政が苦しくなるのを、
経済成長率(-0.4%~1.4%)、所得代替率(35%~50.9%)をオプションごとに試算し、年金額抑制のために
保険料支払い期間の延長や受給年齢の引き上げなどが盛り込まれています。
ざっと現在の公的年金は20%程度減額されると思えばよいという専門家の解説もあります。
あなたの対策:
大多数の人は、引退後は、資産がある人は別にして、公的年金が唯一の収入になりますから減額される見通しの
公的年金だけでは生活費に事欠くことになります。金融資産を除く一般的なアドバイスをあげます。
1) 老後資金の準備
キリギリスと蟻の物語の教訓に学び、現役時代から老後資金の目標を決めます
(3000万円~4000万円といわれます)。
2)受給年齢の繰り下げ(リスクもありますが、平均寿命も伸びています)
3)個人年金
4)生涯賃貸住宅はリスク
公的年金には賃貸料はありませんから受給までに小さくとも住居は所有しておきましょう。
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