女性を活かし企業を元気に!「長期定着化のコツ」

産休育休中の女性の心境 [育休復帰]

投稿日時:2013/12/17(火) 09:00rss


産休育休中の女性の心境ー

産休や育休を経験した女性に話を聞くと、

「その期間中は社会と断絶されたような不安な感覚になる」

「1日中子供と二人きりで、
 社会から置いて行かれているような気分になる」

「世の中の変化が激しすぎて、
 果たして自分が復帰後に仕事に戻れるのか不安になる」

という声が多いです。

「育児が楽しいし、仕事にもはやく復帰したい!」
という前向きな方もいらっしゃいますが、

それは稀で、環境の変化にとまどいや不安を感じている女性の 方が多数派だと感じます。

人は環境に大きな影響を受ける生き物です。
仕事から離れる期間が1年ともなると、その後仕事に復帰するのは、仕事のスキルの面でも、
精神的な面でも、大変なことですよね。

現在私も産休中です。
毎日社内SNSで状況を確認したり、在宅ワークをしてはいるので、
今はネットの発 達で便利になったんだなーと思いますが、
自分が家から出られない状況で皆がどんどん進んでいっている のを見ると、
不安になったりはします。


2010年の厚生労働省の調べによると、
育休を取得した方のうち実際に復帰する女性の割合は、92.1%と なってはいますが、
実際にはもっと少ないのではないかと思います。

会社として、絶対に戻ってきて欲しいと思う女性に確実にスムーズに復帰してもらうためには、
どうすれ ば良いのでしょうか?


復帰へのならし期間ー

保育園が見つかるかどうかにもよりますが、
急に仕事に復帰するよりも、ならし期間をもうけて、その間 に仕事に慣れてもらったり、
仲間も復帰者と働くことをイメージできたりするようにしていきましょう。

①まず週に1、2回出勤してもらいましょう。
 保育園もいきなり週5で預ける前に、ならし保育を受け入れてくれるところも多いです。
 まずは1週間に 1,2回出勤する期間を2週間程度もうけてみましょう。

②仕事の流れを確認し、会社の変化も肌で感じてもらいましょう。
 以前行っていた仕事でも、結構忘れていたりすることも多いです。
 みんなの仕事の流れを確認したり、パソ コンを触ってみたり、
 ミーティングに参加してもらったりしましょう。
 その中で会社の変化も肌でかんじ てもらえるようにしましょう。

③ならし期間中に以下を話あっておきましょう。
 ・どの部署に戻ることが良いのか、
 ・もし熱が出た時はどのような対応をするのか、
 ・時短勤務はどうするのか、
 ・その間のお給料はどうするのか(通常は◯割がけのところが多いです)
 を相談して決定しましょう。

④一緒に働くチームメンバーとミーティングをしましょう。
 一緒に働くチームメンバーとミーティングを行うか、
 時間がなければランチに行って話をするようにしましょう。
 お互いに不安は必ずありますので、それを持ったまま仕事をするのではなく、
 今のうちに共有 し、解決出来る部分は解決しておきましょう。


もちろん、実際に復帰すると、思っていた通りにはいかなかったり、こんなはずでは、、
ということも多々起こります。

ただ、あらかじめならし期間で話し合いをし、その後も話し合える雰囲気作りができていると、
柔軟にみんなで対応しながら改善していくことができます。


育休復帰は、最初が肝心です。

急に戦力として復帰する前に、
ならし期間の中で準備ができるようにしておきましょう。

また、その旨を産休育休中に本人にも伝えておくと、安心材料にもなり、
復帰に対しても前向きに捉えてもらうことが出来ますので、

ぜひ、上司の方から伝えるようにしましょう。


 



 

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