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時短でも管理職 [女性社員の長期戦力化"13の秘策"]
時短でも管理職
管理職は、残業が増えることもやむを得ない。
管理職は、休日や就業時間外に会議をすることも多い。
そんな会社も多いのではないかと思います。
ただ、女性管理職を増やす取組みを進めていくならば、
根本から「長く働くことを良し とする」働き方を変えていく必要があります。
このことは、色々な本に書かれていたり、コラムでも見たりする内容ですが、私は子供 を産む前までは「そうは言っても、定時で帰るなんてキレイ事だ」「女性管理職を増や すために残業や休日出勤を無くすなんてそんな甘いことでいいのか」と思っていました。
企業で女性の活躍をサポートするという仕事をしているにも関わらず、です。
その考え方が180度変わったのは、やはり自分が出産してからでした。
子供がいながら働くとなると、残業はまず無理です。時間は圧倒的に少なくなり、
働きたくても物理的に無理な状況になります。
今までは、長く働いていることで精神的に安心できたり、
休むことが怖かったりしたのですが、そんなことも言ってられなくなりました。
現在は、夜のセミナーが入ることもあるのですが、両親にどうしても頼めない場合は、
子供を乗せて車で主人の会社までいき、
仕事終わりの主人と運転をバトンタッチをして私はそのまま仕事へ行くという形にしています。
ですが当然、毎日このようなことを続けるわけにもいきません。
ただ、会社としてはしっかり業績をあげて成長していくことも必要。
そうなると、働く時間を減らしても、
業績があがる仕組みにしていくことしか選択肢はないことが分かりました。
今までの仕事の半分は捨てました。営業方法自体も見なおし、訪問しなくても売上に繋 がるやり方やWEBの戦略に真剣に取り組むようになりました。
ただやってみると意外とできるもので、仕事を捨てた分、セミナーやコンサルティング を組み立てる時間が増え、以前より業績があがるようになりました。
今後は働いた時間ではなく、柔軟な働き方のもと結果で評価されるようにしていかないと、
女性管理職は増えないでしょう。それにともない、会社と個人や上司と部下の信頼関係、
一人一人が自律していることなども求められます。
最近は、時短勤務の管理職も増えてきました。はやく帰る分、情報を共有しておく、自分の資料は全てクラウド上にあげておく、部下を育てる。時短勤務だからこそ、チームとしてよりプラスの効果が出ている事例も増えてきています。
ただ、女性を部下に持つ上司の方や管理職の方で今まで長く働いてきた人が、
この感覚を変えるのは大変難しいと思います。
ずっと女性の活躍をサポートしてきた私ですら、
自分が妊娠して出産し、仕事に復帰してはじめて、
限られた時間でいかに成果をあげるかを必死に考えるようになったのです。
(お恥ずかしい話です。。)
でも
「時短勤務で管理職なんて無理だ」
「イレギュラーに対応できないから、フルタイムでないと仕事は任せられない」
ではなくて、意外とやってみたらできるものです。
まずは、
「時短勤務でも管理職ができるかもしれないな」
「短い時間でも今と同じ生産性 をあげることができるかもしれないな」
という考えを持つことが大切です。
そのように考えてアンテナをはってみると、
様々な解決策やヒントは
そこら中に転がっていることがわかります。
ぜひまずは、
「できるかも」という気持ちを持つことから
はじめてみてくださいね。


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