コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2014/07/24
マツダの派遣切り訴訟、15人と和解
マツダ防府工場(山口県防府市)で雇い止めされた派遣社員15人が、派遣先のマツダ(本社・広島県府中町)を相手取り正社員としての地位確認と未払い分の賃金支払いを求めた訴訟の控訴審は7月22日、マツダが元派遣社員に和解金を支払うことで和解が成立しました。15人は職場復帰せず、金額や詳しい内容は双方の取り決めで公表しないとのことです。
15人はマツダの工場で最大5年7か月間働いた後に解雇され、2009年4月に提訴しました。
13年3月の1審・山口地裁判決は、同社が「サポート社員」という制度を使い、派遣社員を一定期間直接雇用した後、派遣社員に戻す方法で長期間雇用を続けたことについて、「労働者派遣法に違反する」と指摘し、サポート社員の経験がない2人を除く13人を正社員と認定、未払い賃金を支払うよう命じました。これに対し、原告側とマツダ側の双方とも控訴していました。
マツダは「和解で早期に終結させるのが適切であると判断した」とコメントしました。
« 8月1日より雇用保険の基本手当日額が変更になります | 非正規社員を3年で無期雇用へ―三菱東京UFJ銀行 »
記事一覧
- 雇用保険の適用拡大などを盛り込んだ雇用保険法等の改正法 官報に公布 [2024/05/17]
- 令和6年春闘 連合が中間まとめ(案)を提示 「ステージ転換に向けた大きな一歩」 [2024/05/17]
- カスハラの総合的な対策強化に向けた提言 事業主に対策を義務付ける法整備も(自民党) [2024/05/17]
- 職場のハラスメントなどに関するリーフレット 14カ国語版を掲載(あかるい職場応援団) [2024/05/17]
- 「女性版骨太の方針2024」骨子(たたき台)を提示(内閣府男女共同参画局) [2024/05/17]