コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2017/01/17
間もなく国会召集、まずは予算案の審議
第193通常国会が、今月20日に召集されます。「組織犯罪処罰法改正案」や「働き方改革関連法案」などで与野党の対立が予想され、荒れ模様の展開となりそうです。その他にも重要法案が目白押しですが、行政を円滑に進めるためには、まずは予算、ということで、政府・与党は、重要法案の審議の前に、平成29年度予算案などの年度内(3月まで)の成立を目指しているとのことです。
厚生労働省では、どのような予算を予定しているのでしょうか?
平成29年度厚生労働省予算案(一般会計)の全体像をみると、平成29年度の予算案は総額で30兆6,873億円で、平成28年度の当初予算額と比較すると、3,763億円の増額が予定されています。
そして、この予算案は「ニッポン一億総活躍プラン」が策定されてから初めての予算であり、「新三本の矢」、「働き方改革と生産性向上」に沿った施策に焦点を絞り、必要な予算措置を行うとしています。
たとえば、生産性向上に向けた労働環境の整備の一環として、最低賃金全国加重平均1,000円達成に向けた中小企業の支援の拡充や人事システムの改善を通じた賃金引上げの環境整備に対する助成の創設なども含まれています。
具体的な措置は、これから取り決められ、予算案の成立又は新年度に合わせて実施されるという流れになると思われますが、効果的で、企業にとっても、従業員にとっても、希望が持てる措置を講じて欲しいですね。
平成29年度厚生労働省予算案の全体像やポイントについては、こちらをご覧ください。
・平成29年度予算案の全体像
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/17syokanyosan/dl/shuyou-01.pdf
・平成29年度予算案のポイント
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/17syokanyosan/dl/shuyou-02.pdf
« 本年1月からの雇用保険制度の改正について確認しておきましょう | 改正個人情報保護法 情報通信分野ガイドライン案 »
記事一覧
- 女性活躍推進及びハラスメント対策について論点を整理(労政審の雇用環境・均等分科会) [2024/11/27]
- 求人者の皆さまや医療・介護・保育・幼児教育施設などで人材を募集している皆様へ向けたリーフレットを公表(厚労省) [2024/11/27]
- 賃上げの流れが中小企業や地方にも行き渡ることが重要(政労使の意見交換) [2024/11/27]
- 手形等のサイトの短縮に関する注意喚起 必ず60日以内に(経産省・中小企業庁など) [2024/11/27]
- 健康保険証の発行終了に伴う各種取扱いについてお知らせ(協会けんぽ) [2024/11/26]