2017/06/21
サテライトオフィスの試験設置 各所で実施(内閣府)
内閣府は、今月に入ってから、サテライトオフィスの試行を実施しています。
これは、昨年の12月に閣議決定した、「まち・ひと・しごと創生総合戦略2016改訂版」において、地方に中央省庁のサテライトオフィスを設置して、本省の業務の一部を執行することの可能性について、当面、一部の業務についての実証、試行を進めるとしたことを踏まえ、行われているものです。
具体的には、今月5日から16日までは高知県の安田町、今月19日から30日までは青森県八戸市にオフィスを設け、内閣府の地方創生推進部局や地方分権部局等が、市町村へのアウトリーチ支援や現場の実態把握等の業務を実施することとされています。
サテライトオフィスは、テレワークの施設利用型勤務の一つですが、地方創生にもつながるものです。
内閣府は率先して、上記のような試行を行っていますが、中央省庁のサテライトオフィスの設置は、職員の働き方改革という面よりも、地方創生にウエイトが置かれたものといえるかもしれません。
一方、総務省では、「おためしサテライトオフィス」プロジェクトを展開し、おためしサテライトオフィスの受け入れをしている地域を、都市部のベンチャー企業などに紹介し、より実践的な企業ニーズ調査を行うなどの活動が行われています。
これも地方創生につながるものですが、民間企業では、働き方改革はもちろん、生産性の向上にもつなげる必要があり、普及のためには、成功事例の積み重ねが必要かもしれませんね。今後の動向に注目です。
〔参考〕
中央省庁のサテライトオフィスの検討については、今月閣議決定された「まち・ ひと ・しごと 創生基本方針 2017」でも取り上げられています。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/info/pdf/h29-06-09-kihonhousin2017hontai.pdf
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