コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2017/08/16
全従業員を正社員化 大手クレジットカード会社
「大手クレジットカード会社が、今月14日、現在4つに分けている社員区分を撤廃し、パートを含む全ての従業員を、原則として無期雇用の正社員にすると発表した」という旨の報道がありました。
同社では、正社員化に伴い人事制度も変更し、賃金体系や待遇を統一するとのことです(対象は2,000人前後の見通し。希望者や一部アルバイトは除外)。
人材確保に先手を打ち、個人の能力を最大限に生かすことで持続的成長を図るという目的があるようです。
同社が新たに導入する正社員化の仕組みは、一部のアルバイトなどを除き、「全員を無期雇用に、役割等級に基づく同一労働同一賃金を実現(職能・職務等級は廃止)、全員に年2回賞与を支給、確定拠出年金制度等、福利厚生も統一」と報道されていますが、特に、役割等級という賃金制度がうまく機能するかどうかがカギを握っているように思えます。
人手不足が深刻化する中、各社の同一労働同一賃金の実現化に向けた取り組みが本格化していきそうです。
〔参考〕厚生労働省は、「同一労働同一賃金」の実現に向けた取り組みに力を入れています。ホームページには、「同一労働同一賃金特集ページ」も設けています。
この特集ページでは、具体的な法整備についての建議の内容や、ガイドライン案などもご覧になれます。
参考までに、リンクを紹介しておきます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144972.html
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