人事・労務に関するトピックス情報

コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2018/11/16

話題の「セクハラ防止啓発ポスター」 皆様のご意見は?


 内閣府男女共同参画局は、「平成30年度女性に対する暴力をなくす運動(期間:平成30年11月12日~25日の2週間)」の一環として、セクハラ防止をテーマとした動画・ポスター・リーフレットを作成し、公表しています。
 
 インパクトのあるポスターが当初から話題となっていましたが、そのポスターについて、女性からの批判が相次いでいるということで、更なる話題を集めています。
  
 このポスターは、「今日の服かわいいね。俺、好みだな。」、「痩せてきれいになったんじゃない?」と話しかける有名男性俳優(49歳)に対し、イラストの女性が「関係ないでしょ!」、「そういうことだけ見てるんですね…」と答え、中央に、大きく「これもセクハラ?」の文字と困った表情をする俳優の写真が配置されたもので、その下にやや小さめのフォントで「セクハラを決めるのは、あなたではない!」、「相手や周囲に配慮した言動を!」と書かれているというもの。

 このポスターに、内閣府の公式Twitterなどで、次のような批判が出ている模様です。
●男性目線に寄りすぎ。
●女性じゃなくてセクハラおっさんを守るポスターになってますよ!
●職場におけるセクシャルハラスメントは被害者の生存権、人格権を侵害する卑劣な行為なのに、このポスターからは深刻さがまったく伝わりません。
●「セクハラを決めるのは、あなたではない!」よりも、「これもセクハラ?」の文字が目立ってしまっているのがおかしい。 などなど・・・

 もちろん、肯定する意見もあるようですが、「これじゃ、会話の幅が狭まる」といった男性の意見もあり、それがまた叩かれるといった事態になっているようです。
  
 このポスターについて、職場の皆様の意見はどうか?、意見交換をしてみるのもよいかもしれませんね。
 そうすることで、各人のセクハラに対する認識の違いを知ることができ、発生の防止にもつながるかもしれませんので、セクハラについて改めて話し合う契機とも言えます。
   
 なお、動画も公表されていますが、「動画を見ると、ポスターよりも被害の深刻さは伝わる」といった意見もあるようですので、併せて、動画のほうもチェックしてみてください。

 詳しくは、こちらです。
<セクハラ防止をテーマとした動画・ポスター・リーフレットを作成(内閣府男女共同参画局)>
http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/index.html