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人事・労務に関するトピックス情報

コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2019/08/13

平成30年度の厚生年金・国民年金の収支決算を公表 厚生年金の保険料収入は約1兆円増加


厚生労働省から、「平成30年度   厚生年金・国民年金の収支決算の概要」が公表されました(令和元年(2019年)8月9日公表)。

ポイントは、次のとおりです。
●厚生年金における平成30年度(2018年度)収支決算のポイント
・歳入は47兆9,827 億円、歳出は47兆3,863億円
・歳入歳出差は5,963億円
 ※歳入と歳出のうち、歳入に目を向けると、保険料収入が9,845億円増加している点が目立ちます。
  雇用情勢の改善などで高齢者や女性の就業が進み、平成28年(2016年)からパートなどの短時間労働者にも厚生年金の適用が拡大されたことが要因とみられています。
●国民年金における平成30年度(2018年度)収支決算のポイント
・歳入は3兆9,330億円、歳出は3兆8,130億円
・歳入歳出差は1,199億円

また、年金積立金の状況も注目を集めています。 
●決算結了後の年金積立金のポイント……【     】は、時価ベースの金額
・平成30年度(2018年度)における決算結了後の年金積立金は、厚生年金と国民年金の合計で、119 兆9,867 億円【166 兆4,845 億円】
・厚生年金の積立金の増減額は、5,963億円【2兆4,094億円】
・国民年金の積立金の増減額は、1,199億円【△772億円】
 ※年金積立金について、時価ベースで見ると、国民年金で772億円のマイナスとなっています。
  この件に関し、厚生労働省は、GPIFの運用益を含まない簿価ベースは黒字で、積立金も取り崩していないことから、「給付額への影響はない」と説明しているようです。

詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成30年度「厚生年金・国民年金の収支決算の概要」を公表します>
≫ https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000174346_00004.html