コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2012/04/04
USEN、職場に癒やし系音楽 -メンタルヘルス対策-
USENが音楽配信を通じ、企業向けに職場のメンタルヘルス対策支援を拡大するそうです。厚生労働省が企業に社員の心のケアの充実を求める法改正案を国会に提出しており、需要が増大すると判断しました。癒やし系に加え、主力の飲食・小売店向け音楽配信も好調で、2012年8月期の連結営業利益は従来予想(前期比8%減の70億円)を上回る可能性が出てきました。
厚労省は労働安全衛生法の改正案を国会に提出済みです。従業員のメンタルヘルスの状況について、医師などによるチェックを義務付けるなどの内容が盛り込まれています。法改正に備え、企業から問い合わせが増えています。
企業のオフィス向けの音楽配信はこれまでに約1万6千カ所で導入されています。付近に会話を聞かれにくくする「サウンドマスキング」など多様な需要に対応しますが、昨年秋からはメンタルヘルス対策を前面に打ち出しています。朝はクラシックなどリラックス系、疲れが出やすい夕方は明るく元気が出る曲を選択する企業が多いといいます。
癒やし系音楽の配信は、医療・介護関連でも引き合いが増加傾向です。待合室だけでなく、手術室で麻酔を受ける患者の不安を和らげるほか、集中治療室でも使われています。介護施設の利用も増えています。
主力の音楽配信事業の売上高のうち、足元では飲食店や小売店向けが大半を占めます。オフィスなど新分野は5%に満たないが、足元では伸びが顕著になっています。
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