コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2023/09/12
日本年金機構が令和4年度の事務処理誤り等を公表 年金の未払いは約2.3億円
日本年金機構では、毎月、事務処理誤り等を公表していますが、この度、令和4年4月から令和5年3月までの事務処理誤り等について、1年間分として改めて取りまとめ公表しました(令和5年9月11日公表)。
これによると、事務処理誤り等について、令和4年度に精算などの対応を終えたものが1,220件。
全体の45%にあたる570件が、年金給付などの金額に影響を及ぼしていたということです。
その内容を分類すると、最も金額が大きかったのが年金の未払いで、合計で約2億3,213万円(264件)。
その他、過払いが合計で約6,566万円(177件)、過徴収が合計で約1,703万円(79件)となっています。
なお、これとは別に、対応中の案件が令和5年3月末時点で1,202件あるということです。
日本年金機構では、引き続き、事務処理誤り等の再発防止に努めていくとしています。
ミスは誰にでも起こるものですが、発見でき、理由が分かれば訂正してくれます。
徴収された保険料額や受給した年金額は、明らかにおかしな点がないか、念のため確認するようにしたほうがよいかもしれませんね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<事務処理誤り等(令和4年4月分~令和5年3月分)の年次公表について>
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/press/2023/202309/0911.files/0911.pdf
« 令和6年分の「公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」 スマートフォン等での提出が可能に(日本年金機構) | 「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」に関する政省令等の制定に向けた検討を開始(厚労省の検討会) »
記事一覧
- 令和6年分の源泉徴収税額表を公表(国税庁) [2023/09/25]
- 令和5年分の年末調整に関する資料を公表(国税庁) [2023/09/25]
- 「健康保険(船員保険)・厚生年金保険被保険者資格取得届」にはマイナンバーを必ず記載してください(日本年金機構) [2023/09/25]
- 年収の壁等に関する具体的な議論がスタート 手取りが減らないよう保険料を減免する案も(社保審の年金部会) [2023/09/22]
- 令和6年4月からの建設業やドライバーなどへの時間外労働の上限規制の適用に向けて PR動画第4弾を公開(厚労省) [2023/09/22]