コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2012/07/05
平成23年度、アスベスト原因の労災認定は1037件
厚生労働省は4日、職場の石綿(アスベスト)が原因で肺がんや中皮腫などになったとして平成23年度に労災を申請した人は、前年度比0.1%減の1141人だったと発表しました。このうち、同4.3%(43人)増の1037人が認定されました。認定人数はここ5年、1千人前後で推移しています。
石綿による疾患は発症までに時間がかかることから、同省は今後も同様の傾向が続くとみています。
労災認定の内訳は、肺がん399件(請求484件)▽中皮腫546件(同572件)▽良性石綿胸水42件(同29件)▽びまん性胸膜肥厚50件(同56件)。このほか、石綿肺を発症した認定者についても初めて調べ、68人だったと発表しました。
一方、石綿による疾病で死亡した労働者の遺族で、労災の申請時効(死後5年)を超えた人を救済する石綿健康被害救済法に基づき、特別遺族給付金の支給を受けた人は前年度比7.1%(3人)減の39人でした。
« 国民年金納付率、最低の58.6% | 23年度の年金積立金運用 2年ぶりの黒字 »
記事一覧
- 厚生労働大臣会見概要 基礎年金の底上げを年金制度改革関連法案から削除したことなどについて質疑応答(令和7年4月18日) [2025/04/21]
- 「採用力をあげるテレワーク」(テレワーク総合ポータルサイトのコラム) [2025/04/21]
- 「地域経済の好循環を支える中小企業・小規模事業者の「稼ぐ力」の強化に向けて」を公表(日商) [2025/04/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「短時間労働者の適用拡大<被保険者資格取得届の届出漏れはありませんか>」などの情報を掲載 [2025/04/18]
- 1,000円着服で退職金1,200万円を全額不支給 最高裁の判断は適法 [2025/04/18]