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コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2010/11/29

公的年金運用益1.7兆円 7~9月、上期累計なお損失


公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が26日、
2010年度の第2四半期(7~9月)の運用実績が、1兆7725億円の黒字になったと発表しました。
四半期ぶりのプラス。世界経済の減速懸念がやや和らいだことから米国株式市場が好調で、
保有する外国株式の運用成績を押し上げた様子です。
 しかしながら、10年度の4~9月までの累計でみると、1兆9536億円の運用損失が出ています。
 運用利回りは国内株を除く全資産でプラスになった。プラス幅が最も大きかったのは、
外国株の8.34%。収益額は8813億円と全体の約 52%を占めています。
 一方、国内株はマイナス0.63%で、不安定な為替相場で株価が低迷しています。
9月の日銀の為替介入で株価は一時的に上昇したものの、再び円高が進行し、株価は下落しました。
 10年度(4~9月)の利回りでみると、マイナス1.94%となり、運用資産は9月末で98兆1948億円になっています。
4~6月までの利回りはマイナス3.61%で、運用損失が3兆6584億円でていたようです。
 GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を国内外の株や債券で運用している。ただ国内債には市場運用分とは別に、
満期まで持ち切る財投債約 19兆円を保有。市場運用分に財投債を含めた利回りは1.53%で、収益額は1兆7725億円でした。