コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2011/05/26
社会保障改革の最終案「集中検討会議」提出へ
民主党の「社会保障と税の抜本改革調査会」(会長・仙谷由人代表代行)による消費増税と社会保障の一体改革を目的とした社会保障改革の最終案が、明らかになりました。新年金制度では、払った保険料に応じて支給される所得比例年金の保険料率を15%に設定し、すべて税金で賄う最低保障年金と組み合わせ、誰もが7万円以上の年金を受け取れる構想を掲げています。
民主党の「社会保障と税の抜本改革調査会」(会長・仙谷由人代表代行)が26日に正式決定し、30日に開かれる「集中検討会議」(議長・菅直人首相)に提出します。
現行では2017年度以降のサラリーマンの厚生年金保険料率は18.3%(本人負担・会社負担合計)で固定となっており、新年金でも会社と折半となります。自営業者は全額負担とされます。最低保障年金の支給額は月額7万円で、「一定の年収水準」から徐々に減額するとする明記はありますが、減額対象となる年収水準の数字を明記せず具体的な導入時期も明記しない内容にとどまりました。遺族年金や障害年金も設け保険料を上積みする考えで、現行と同程度の水準になりそうです。
« 「日本海庄や」過労死訴訟、二審も経営者の個人責任を認定 | 全件照合、断念へ 65歳以上2000万人限定、続ける意向--厚労省検討 »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]