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2011/06/07
高齢者の人口や社会的なつながりの分析を発表―11年版高齢社会白書
政府は7日午前の閣議で、2011年版高齢社会白書を決定しました。2010年10月1日現在、65歳以上の高齢者は、2958万人(前年比57万人増)で、総人口に占める割合は23.1%(同0.4ポイント増)と過去最高を記録しました。高齢者人口は「団塊の世代」のすべてが65歳以上になる2015年には、3000万人を超えるとしています。
また、高齢者の社会的つながりを国際比較した結果では、日本の高齢者は血縁以外に頼れる近所の人や友人がいる割合が最も低く、社会的に孤立が進んでいるという実態が明らかになりました。
この調査で内閣府は、日本と米国、ドイツ、スウェーデン、韓国の60歳以上の人を対象に意識調査をしています。複数回答で、困った時に同居の家族以外で頼れる人を尋ねたところ、日本では「友人」を挙げたのが17・2%、「近所の人」は18・5%で、5カ国中最低の結果となりました。
白書は一人暮らしの高齢者が家族や地域社会から孤立する懸念を強調しており、高齢者が参加しやすいボランティア活動・若者との交流事業等を通じた地域との接点確保を促進し、孤立解消につなげるよう、提言しています。
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