コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2011/06/24
半導体工場勤務で白血病? 因果関係認める判決 サムスン電子
三星(サムスン)電子半導体事業部(三星半導体)で勤務している間に白血病で死亡した職員2人が裁判所で労働災害と認められました。
ソウル行政裁は23日、三星半導体の職員と遺族ら5人が勤労福祉公団を相手取って起こした遺族給与および葬儀費不支給処分取り消し請求訴訟で、死亡した職員ファンさんとイさんの死因を労災と認め、遺族給与の支払いを命じる原告勝訴判決を出しました。
この問題を巡っては昨年春、サムスンの半導体ラインで発がん性物質を使用したため発病者が続発したと市民団体が指摘していました。裁判所は白血病の発病経路が医学的に明らかにされない場合でも「少なくとも発病が促進されたと推定することができる」と判断。「白血病と業務の間に因果関係があると見るに相当する」としています。
サムスン電子側は、判決内容は自社の調査結果と異なると主張しています。
« 税制改正関連法案の修正案が参院で可決・成立 | セクハラ:労災認定基準見直し 年内目標に認定基準策定 厚労省検討会 »
記事一覧
- 「規制改革推進に関する中間答申(案)」を提示 時間単位の年次有給休暇日数の拡大や賃金のデジタル払いの拡大などを検討(規制改革推進会議) [2024/12/26]
- 令和5年の年休の取得率65.3% 過去最高(令和6年就労条件総合調査) [2024/12/26]
- 就職氷河期世代の支援施策 今後の方向性などについて資料を公表(内閣官房 就職氷河期世代支援推進室) [2024/12/26]
- 「社会保障審議会年金部会における議論の整理」を公表 いわゆる106万円の壁の撤廃など次期年金制度改革における方向性を示す [2024/12/26]
- 令和7年1月から「養育期間標準報酬月額特例申出書」への戸籍抄本等の添付が省略可能に 厚労省が事務の取り扱いについて通達を発出 [2024/12/26]