コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2018/09/04
医師の働き方改革 議論本格化 年度内に結論
厚生労働省から、平成30年9月3日に開催された「第9回医師の働き方改革に関する検討会」の資料が公表されました。
今回の検討会では、医師に対する時間外労働の上限規制のあり方などについて、本格的な議論が開始され、今後の進め方が示されました。
平成30(2018)年6月に成立した働き方改革関連法では、一般の労働者の時間外労働の上限が「月100時間未満」、「年720時間以内」などと定められましたが、医師については、2024年4月までは、この規制の対象から除外されます。
具体的な上限は、別途、厚生労働省令で定めることとされていますが、業務の特殊性から、上限をどこまで引き上げるかが焦点となります。
医師の働き方を巡っては、”正当な理由なく、患者からの診察治療の求めを断ってはならない"という医師法上の「応招義務」があり、長時間労働になりやすいことが課題となっています。
そのため、この検討会では、応招義務の解釈を整理することとしています。
さらに、医師の多くは、勤務時間外も学会発表に向けて論文を書くなど研究に携わるため、これを労働時間に含めるかについても議論していくようです。
これらに加え、患者への説明など一部を看護師らに任せる業務移管や勤務環境についても分析を行い、年内には骨子案をまとめ、年度内に一定の結論を出す予定とのことです。
詳しくは、こちらをご覧ください
<第9回医師の働き方改革に関する検討会 資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_01140.html
« 電子申請のデモンストレーション動画を掲載(日本年金機構) | 建設業の人材確保・育成に向けた平成31年度予算の概算要求 概要を公表 »
記事一覧
- 令和5年の賃金構造基本統計調査の結果を公表 一般労働者の賃金月額は31万8,300円で過去最高 伸び率も29年ぶりの水準(厚労省) [2024/03/28]
- 令和6年4月から「特定一般教育訓練給付金」及び「専門実践教育訓練給付金」の受講前の必要書類の提出期限を緩和(厚労省) [2024/03/28]
- 「ストレスチェック実施後の案内リーフレット」を公表(こころの耳) [2024/03/28]
- 令和5年度の障害者雇用実態調査の結果 民間企業で働く障害者が初の100万人突破(厚労省) [2024/03/28]
- 「人事労務マガジン」厚労省のHPに掲載 人材確保等支援助成金(テレワークコース)の案内などの情報を掲載 [2024/03/28]