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2011/12/21
診療報酬改定で厚労、財務両大臣が折衝-小宮山厚労相「終始、平行線」
小宮山洋子厚生労働相は2012年12月20日、2012年度の予算編成をめぐり安住淳財務相との折衝に臨みました。
しかし、診療報酬の引き上げを求める小宮山厚労相に対し、安住財務相は10年度に実施した前回の改定で対応済みとの立場を崩さず、終始平行線の状態でした。
小宮山厚労相が折衝終了後、厚労省内で記者団に明らかにしました。政府は12年度予算案を24日に閣議決定する方針で、両大臣はこれに向けて21日以降も折衝を続けますが、調整は難航しそうです。
小宮山厚労相は20日の折衝で、小児科、産科、外科、救急医療などを充実させるため、薬価を含む診療報酬全体で前回並みの引き上げ(0.19%)を主張しています。財務省側が求める長期収載品薬価の大幅引き下げについても、「あり得ない」と反論しました。
介護関連では、介護職員の処遇改善が必要との認識では一致しました。しかし、安住財務相は社会福祉法人が内部留保を蓄えていることを理由に、介護報酬の引き上げに難色を示したといいます。
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