2024/06/12
女性版骨太の方針2024を決定 重点事項に「女性役員比率30%以上」「男女間賃金格差の是正」など
令和6年6月11日、「女性版骨太の方針2024」が決定されました。その内容について議論が行われた「すべての女性が輝く社会づくり本部(第14回)・男女共同参画推進本部(第24回)合同会議」の終わりに、岸田総理が次のようにコメントしています。
●女性版骨太の方針2024では、すべての人が生きがいを感じられ、多様性が尊重される、持続的な社会の実現のため、次の4つの重点事項について取組を進める。
●第1 企業等における女性活躍の一層の推進
プライム市場上場企業における女性役員比率を2030年までに30%以上とするとの目標達成に向けて、企業で活躍する女性の採用・育成・登用の環境整備を図るとともに、女性活躍を推進する経営層や管理職などへのアプローチを強化する。
また、令和7年度末に期限を迎える女性活躍推進法の延長に向けた改正法案について来年の通常国会提出を目指し検討していく。
●第2 女性の所得向上・経済的自立に向けた取組の一層の推進
男女間賃金格差の是正に向けて、業種・分野に即した形での所得向上やリスキリングの支援、仕事と育児、介護、女性特有の健康課題などの両立支援、地域における取組の担い手やリーダー育成を進めていく。
●第3 個人の尊厳と安心・安全が守られる社会の実現
能登半島地震の経験も踏まえ、男女共同参画の視点に立った防災・復興の取組を一層推進するとともに、DV対策や性犯罪・性暴力対策の強化、困難な問題を抱える女性への支援、生涯にわたる健康への支援などを進めていく。
●第4 女性活躍・男女共同参画の取組の一層の加速化
これらの取組を加速するため、各府省における政策の立案に際して、男女共同参画の視点を踏まえるよう改めて徹底していく。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<「女性活躍・男女共同参画の重点方針2024(女性版骨太の方針2024)」(内閣府:男女共同参画局)>
https://www.gender.go.jp/policy/sokushin/sokushin.html
<第14回すべての女性が輝く社会づくり本部・第24回男女共同参画推進本部の合同会議/首相コメント>
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202406/11josei.html
« 短時間労働者に対する被用者保険の適用について論点整理 企業規模要件は撤廃すべき(厚労省の懇談会) | 医療保険の保険料に子ども・子育て支援金を含めることなどを盛り込んだ「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」 ... »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]