人事・労務・総務の教育や実務に役立つコラム


ビジネスマナー 過去から現在へ

更新日時:2023/10/17

ビジネスマナーとは、端的に言えば、ビジネスの現場での適切な振る舞いや
社会的なルールや習慣を指す言葉です。ビジネスマナーは、相手への敬意や
礼儀をもってコミュニケーションを行うこと、適切な身だしなみや服装を守ること、
ビジネスの場での振る舞い方、会議や交渉におけるマナー、
ビジネス文書やビジネスメールのマナーなども含まれます。

日本におけるビジネスマナーの歴史は古く、江戸時代にまで遡ると言われています。
江戸時代の商人や町人は、相手に対して敬意を払い、礼儀正しい態度を持つことが求められていました。
また、互いに利益を確保するためにも信頼関係が重視され、丁寧な言葉遣いや行動が重要視されていたそうです。

明治になると、西洋のビジネス文化が日本にも導入され、これに伴い社会的なルールやマナーが変化しました。
また、昭和に入るとビジネスマナーやビジネスの礼儀作法がさらに発展しました。
人間関係やコミュニケーションの重要性が一層認識され、ビジネスマナーの一環として、名刺交換なども普及しました。

現在の日本のビジネスマナーはこれらの歴史的背景を踏まえながら
国際化やデジタル化の影響を受けて進化しています。
例えばオンライン会議などの新しい手段が普及し、これらに応じたマナーも重要視されています。

では、どうやってビジネスマナーを身につけるのが確実なのでしょうか。
一番確実なのは、プロの講師の研修を受講することだと思います。

本で知識を得ることはできると思いますが、ロールプレイングといった
実践練習や他人の目にさらされることでの緊張感などは、研修でないと得られません。
また、講師にその場でフィードバックをもらえる事も大きなメリットでしょう。

一方、企業が社員にビジネスマナー研修を受講させるメリットは何でしょうか。

1:信頼と評判の向上
社内外の人々からの信頼と評判は、ビジネスの成功に大きな影響を与えます。
ビジネスマナーを身につけた社員は、礼儀正しく、尊敬と信頼を得ることが
でき、会社の評判を高めることができます。

2:チームワークの促進
ビジネスマナーは、円滑なコミュニケーションと相互の尊重を重視します。
社員がビジネスマナーを守ることで、チーム内のコミュニケーションが
円滑になり、チームワークが促進されます。

3:顧客満足度の向上
社員がビジネスマナーを遵守することで、顧客との接触や対応が改善されます。
丁寧な対応や言葉遣いは、顧客の満足度を高め、ロイヤリティの向上にも
つながります。

4:組織文化の醸成
ビジネスマナーは、社内の組織文化を形成する重要な要素です。
社員がビジネスマナーを身につけることで、社内の働き方や価値観の統一を
図り、組織の一体感と誇りを醸成することができます。

ビジネスマナーは、時代に応じて進化します。また、単に個人の礼儀作法という
レベルにとどまらず、企業や組織の評価にも直結します。

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