人事・労務・総務の教育や実務に役立つコラム


ビジネスEメールでのNGワード

更新日時:2023/11/02

昨今、LINEをはじめとしたチャットの仕組みがビジネスでも使われています。代表的なものとしてSlackやchatwork、TEAMSなどが挙げられますが、ご自身のお仕事でもチャットをご利用されておられる方も多いのではないでしょうか。

とは言え、ビジネスの世界ではまだまだEメールの利用が中心で、特に外部の人とのやり取りはEメールでというのが大半だと思います。

チャットに慣れていると、ついつい気軽なコミュニケーションになりがちです。そこでよく研修でもご質問頂くのが、「Eメールで使うのは避けたほうが良い表現は?」というものです。
今回はビジネスEメールにおいて、避けるべき表現や言葉について挙げていきたいと思います。

1.感情的な表現。特に怒りや嫌悪を含んだ言葉や表現は避けましょう。
相手を攻撃するような言葉遣いや、冷たい態度を示す表現も避けるべきでしょう。
例:◯◯さんはどうしていつも返信が遅いのですか。弊社では考えられません。
  こんな見積もりで、弊社にどうしろと言うのですか。

2.失礼な表現。相手の尊厳や感情を傷つけるような言葉は避けるべきです。
性別、年齢、人種、宗教、民族などに関連する差別的な表現も絶対に避けましょう。
例:おばさんにはわからないだろうけど
  あなたのような若造にはわからないだろう

3.不正確な表現。情報や要件を明確に伝えることが重要です。
曖昧な言い回しや矛盾した表現は避けましょう。
例:いつでもできるだけ早く提出して下さい(具体的な期限が不明)

4.子供っぽい表現。ビジネスEメールではプロフェッショナルな言葉遣いが求められます。
幼稚な言葉や表現は避けましょう。
例:ちょっと待ってね!
  すご~い!

5.言い訳や誹謗中傷。問題解決や意見交換を目的としたメールであるため、
他人を非難する言葉や自分の責任を他人に押し付ける言い訳も避けるべきです。
例:御社の対応が遅かったから、今回の問題に発展したのではありませんか
  私は確実にメールをお送りしました。◯◯さんの確認漏れではありませんか?


上記のような言葉や表現を避け、ビジネスEメールでは丁寧かつプロフェッショナルとしての言葉遣いを心がけましょう。このタイミングで自分のメールマナーは大丈夫かなとお感じになった方は下記もご参照下さい。

ビジネスシーンを想定した作成演習で学ぶ「ビジネスEメール研修」の詳細はこちら
(アイルキャリアカレッジの新人研修プログラムページに遷移します)