人事・労務に関するトピックス情報

コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2013/06/14

印刷会社の胆管がん問題 宮城、愛知でも


 全国の印刷所の労働者に胆管がんが多発している問題で、厚生労働省の専門家検討会は13日、宮城県2人と愛知県1人の印刷会社の元従業員に対し労災認定すると決めました。

 この問題では大阪市の印刷会社元従業員ら17人が労災認定されていますが、大阪以外の事業所で認定されるのは初めてです。

 3人は印刷機のインクを落とす作業に従事。洗浄剤に含まれ、胆管がん発症の原因物質とされている「1、2ジクロロプロパン」や「ジクロロメタン」に長期間、高い濃度でさらされていました。

 その中で2007年に胆管がんと診断され、リンパ節にも移転し摘出手術を受けた愛知県の1人に対しては初めてジクロロメタンが原因として認定されました。