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2013/09/02
全国の社会保険病院、ずさんな経理処理118億円を超える
厚生労働省は社団法人全国社会保険協会連合会が運営する全国51の社会保険病院全てにおいて、2012年度決算で修正が必要な金額は計約118億円を超えるずさんな経理処理があったとして大臣による改善命令を出しました。
約118億円の内訳は、費用・損失の計上漏れが約63億円、収入・利益の計上漏れが約49億円などです。4億円弱は伝票などが紛失しており、原因を特定できていません。職員同士が飲食に使っていたケースも一部にあったようです。厚生労働省は今後、全社連に理事長らの交代を求める方針です。
社会保険病院は社会保険料を元手に国が設置した公的な施設です。51病院は独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構が保有し、全国社会保険協会連合会に経営を委託しています。2014年春に新組織に移行して病院を直営するのに備えて、2012年秋から各病院の外部監査を行ったところ、このようなずさんな経理が判明しました。
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