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2014/01/27
給与体系変更で不満 給与上がらず、賞与も減額 会社への不満から食品に農薬混入
冷凍食品に農薬を混入した疑いで逮捕された元男性会社員は、8年前に契約社員として入社し、群馬工場で一貫してピザ生地の生成を担当していました。同社によると、契約社員は時給制で、同容疑者の給与は2年前から上がっていませんでしたが、業務評価の結果、今年度の賞与は減額されていました。警察では、会社への不満が動機だった可能性もあるとみて調べています。
2012年4月から契約社員に、仕事の能力により賃金に差をつける新たな給与体系を導入しました。年功型から、業績が評価されるようになりました。会社側は「従業員にも丁寧に説明した」と主張する一方で、契約社員の間に不満が出ていたようです。
この男性は2005年入社で契約社員の中ではベテランです。半年ごとの契約更新があり、正社員に比べ不安定な雇用形態ですが、仕事ができ、新入社員の面倒もみていると判断して、更新時期の3月以降も雇い続ける予定でした。
しかし、昨年は賃金体系の変更で業績が評価されずボーナスは減額されていたそうです。賃金水準は3段階に分かれ、この男性は真ん中です。ここ2年給与は上がらず、正社員登用の可能性があり役職手当もつく職場リーダーにもなっていなかったそうです。
ボーナスの額が同僚の半額以下と知り、憤った様子だったといいます。
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