コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2011/05/19
震災2カ月、労災関連の状況
震災から2カ月余り、相談内容は少しずつ変化し始めました。 震災直後は、被災した雇用主が従業員を解雇せずに済む方法を相談に来ることが多くありましたが、最近では、仕事を失った被災者自身が失業保険や労災の申請などの手続きを尋ねるケースが増えているようです。。
また、東日本大震災では、大津波で建物が倒壊し、鉄骨への吹き付けや建材に使われたアスベスト(石綿)が大量に露出しています。
被災地の復興作業従事者は、防じんマスクを着けていない姿も目立っています。がれき撤去をするボランティアは自己責任となり、行政からの啓発も必要となってきました。
アスベストは天然鉱物繊維で、耐熱性や断熱性、防音性に優れており、一九五〇年代半ばごろから建築材料などに約一千万トンが使用されてきました。繊維が目に見えないほど細かく、吸い込むと悪性中皮腫や肺がんなどの病気を引き起こすため、現在は使用が禁止されています。
アスベストは「静かな時限爆弾」と評され、発症するまでの潜伏期間が十五~四十年と長いのも特徴です。
« 企業年金、新興国の投資を拡大中 | 「執行役員は労働者」労災不認定を取り消し »
記事一覧
- 健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届等に係る事業主及び社会保険労務士に対する基本情報の送付の取扱いについて通達(厚労省) [2025/01/07]
- 令和7年度税制改正の大綱に盛り込まれた「住宅ローン減税の子育て世帯等に対する借入限度額の上乗せ措置の延長」などについてお知らせ(国交省) [2025/01/07]
- 令和7年度向けの「障害者雇用納付金制度に係る記入説明書、操作マニュアル及び解説動画」を公表(独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構) [2025/01/07]
- 「女性の活躍推進企業データベース」「仕事と育児カムバック支援サイト」の案内リーフレットを公表 [2025/01/07]
- 中小企業向け「令和7年度税制改正のポイント」を公表 中小企業の「稼ぐ力」の強化に向けた税制などに関する見直しの内容を紹介(日商) [2025/01/07]