コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2011/05/19
震災2カ月、労災関連の状況
震災から2カ月余り、相談内容は少しずつ変化し始めました。 震災直後は、被災した雇用主が従業員を解雇せずに済む方法を相談に来ることが多くありましたが、最近では、仕事を失った被災者自身が失業保険や労災の申請などの手続きを尋ねるケースが増えているようです。。
また、東日本大震災では、大津波で建物が倒壊し、鉄骨への吹き付けや建材に使われたアスベスト(石綿)が大量に露出しています。
被災地の復興作業従事者は、防じんマスクを着けていない姿も目立っています。がれき撤去をするボランティアは自己責任となり、行政からの啓発も必要となってきました。
アスベストは天然鉱物繊維で、耐熱性や断熱性、防音性に優れており、一九五〇年代半ばごろから建築材料などに約一千万トンが使用されてきました。繊維が目に見えないほど細かく、吸い込むと悪性中皮腫や肺がんなどの病気を引き起こすため、現在は使用が禁止されています。
アスベストは「静かな時限爆弾」と評され、発症するまでの潜伏期間が十五~四十年と長いのも特徴です。
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