コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2018/03/01
女性の賃金は過去最高、男女の賃金格差は過去最小(厚労省調査)
厚生労働省から、「平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況」が公表されました(平成30年2月28日公表)。
この調査は、全国の主要産業に雇用される労働者の6月分の賃金等(残業代は含まれません)について、例年実施されているものです。今回は、10人以上の常用労働者を雇用する民間の約5万事業所について集計したものです。
次のような結果も示され、男女の賃金格差が過去最小になったことが注目されています。
●一般労働者の賃金(月額)
男女計の賃金は304,300 円(前年比0.1%増)、男性では335,500 円(同0.1%増)、女性では246,100円(同0.6%増)。
女性の賃金は過去最高となっており、男女間賃金格差(男性=100)は、比較可能な昭和51年調査以降で過去最小の73.4。
●短時間労働者の賃金(1時間当たり)
男女計は1,096 円(前年比2.0%増)、男性では1,154 円(同1.8%増)、女性では1,074 円(同1.9%増)。いずれも過去最高となっている。
男女の賃金格差の縮小については、女性の社会進出が進み、勤続年数が増えたことに加え、女性の管理職が過去最高の9.6%になったことが要因とみられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<平成29年賃金構造基本統計調査 結果の概況>
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/index.html
« 年齢にかかわりない転職・再就職者の受入れ促進のための指針(案)について意見募集(パブコメ) | 平成30年度税制改正(案)のポイント(財務省がパンフレットを公表) »
記事一覧
- 日本年金機構からのお知らせ 「短時間労働者の適用拡大<被保険者資格取得届の届出漏れはありませんか>」などの情報を掲載 [2025/04/18]
- 1,000円着服で退職金1,200万円を全額不支給 最高裁の判断は適法 [2025/04/18]
- 令和7年春闘 第4回回答集計 賃上げ率5.37%(中小4.97%)で昨年同時期を上回る(連合) [2025/04/18]
- 中小企業4団体連名で「最低賃金に関する要望」をとりまとめ(日商など) [2025/04/18]
- 基礎控除等の引上げと基礎控除の上乗せ特例の創設(財務省が資料を公表) [2025/04/17]