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2011/08/12
日立造船を書類送検 新湊大橋2人死亡労災
富山県射水市で建設中の新湊大橋で昨年12月、工事用ゴンドラが落下し、作業員2人が死亡した事故で、高岡労働基準監督署は9日、工事元請けの日立・川田特定建設工事共同企業体(JV)の代表企業の日立造船(大阪市)と、同JVの現場責任者で元作業所長の男を労働安全衛生法違反の疑いで地検高岡支部に書類送検しました。
発表によりますと、同社と元所長は、昨年12月3日に朝から暴風警報が発表され、強風による作業の危険が予測されていたにもかかわらず、同社員の作業を中止させなかったほか、同日昼の会議で、死亡した作業員ら2次下請けの責任者を出席させず、業者間の連携など、労働災害を防止する措置を取らなかった疑いがあります。
同労基署は、元所長ら関係者に事情を聞くなどして事故原因を調査。瞬間最大風速30・5メートルの突風が吹いたことで、ゴンドラに設置された車輪とレールの摩擦を超え、ゴンドラが動いたと判断した。「暴風警報が発表された段階で作業を中止していれば、事故は起きなかった」としています。
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