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2011/08/15
生保、銀行窓販へ依存強まる 保険料収入の16%に
主要生命保険8社と損害保険大手3グループの2011年4~6月期決算が12日、出そろいました。生保では銀行窓口での保険販売が伸びるなどした3社が増収を確保。損保では全グループが最終減益となりました。銀行窓口での保険販売への依存度を高めています。12日に出そろった国内生保8グループの2011年4~6月期決算では、保険料収入に占める銀行窓販の割合が16.91%に達しました。窓販が全面解禁になった直後の08年4~6月期に比べて約5倍の水準です。職員の戸別訪問を基本としてきた生保の営業が転機を迎えているようです。
銀行窓販の割合が最も高かったのは明治安田生命保険です。銀行窓販を経由した保険料収入全体に占める比率は43.5%となりました。T&Dホールディングス(HD)も傘下の大同生命保険の一時払い終身保険の売れ行きが堅調で、増収を確保しました。逆に、低金利で運用収益の確保が難しいとみて販売に慎重だった住友生命保険や第一生命保険など5社は減収となりました。本業のもうけを示す基礎利益では日本生命が外国証券の運用収入減で減益となったが、そのほかの7社は利息・配当金収入の増加や変額年金保険関連の費用負担が減って増益となったようです。
MS&ADインシュアランスグループHDの減益要因は、前年同期に経営統合に伴う特別利益を計上した反動。
東京海上HDは傘下の東京海上日動火災保険が保有株式売却を減らしたことや、国内外での自然災害の保険金払いが増えたことで減益を余儀なくされたということです。
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