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コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2019/07/29

企業型DCとiDeCoの同時加入 制限を緩和?


とある新聞で、「企業型確定拠出年金(企業型DC)における個人型確定拠出年金(iDeCo)の同時加入」のことが大々的に取り上げられていました。
厚生労働省が、その同時加入に関する制限を緩和する方向で検討に入ったというものです。
この件については、第6回社会保障審議企業年金・個人年金部会(令和元年(2019年)7月24日開催)においても、「ヒアリング等における主な意見」の一つとして取り上げられています。

●企業型DCとiDeCoの同時加入についての意見
・現行の企業型DC加入者がiDeCoに同時加入ができない制限(同時加入は企業型DCの規約に定めがある場合に限られるなどの制限)は、企業型DC加入者の自助努力を制限する要因となりかねない。
規約に定めがない場合も、iDeCoへの加入資格を与える等、iDeCoの加入要件の緩和を検討すべき。もしくは、職域と独立して、企業型DCまたはiDeCoのいずれかへの加入を、従業員が選択できるようにすべき。(経団連、金融団体、部会委員)
・マッチング拠出を導入している企業の企業型DCの加入者も、本人の希望によりiDeCoへの加入を可能とするべき。(金融団体)
・企業型DC加入者が一定の条件のもとiDeCoに加入する場合の、企業型DCとiDeCoの掛金上限の合算について、撤廃も含めた見直しも考えられるのではないか。(金融団体)
上記のような意見について、今後、本格的な検討が行われることになるのか?動向に注目です。

〔確認〕第6回社会保障審議企業年金・個人年金部会資料ーヒアリング等における主な意見
https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/000530368.pdf

※企業型DCとiDeCoの同時加入については、この資料のP9をご覧ください。