2020/06/10
令和2年度第2次補正予算案 衆議院を通過 参議院本会議であさって採決・成立の見通し
新型コロナウイルス対策を盛り込んだ令和2年度第2次補正予算案が、令和2年6月10日、衆議院本会議で可決し、衆議院を通過しました。残るは参議院での審議ですが、同月12日のうちに参議院本会議で成立する見通しとなっています。動向に注目です。
この第2次補正予算案の内容は、一般会計からの追加歳出が31兆9,114億円と補正予算で過去最大。必要な財源は全額を国債の追加発行で賄うというものです。
事業規模は117兆1千億円程度が見込まれています。厚生労働省関係では、次の予算が組み込まれていることが注目されています。
●雇用調整助成金の抜本的拡充【7,717億円】
→雇用調整助成金の日額上限を8,330円から15,000円に特例的に引き上げ、緊急対応期間を9月まで延長
●新型コロナウイルス感染症対応休業支援金(仮称)の創設【5,442億円】
→休業期間中の賃金の支払いを受けることができなかった中小企業の労働者に対し、当該労働者の申請により、支援金を支給
●その他
・小学校等の臨時休業等に伴う特別休暇取得制度への支援【50億円】
・新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置により休業する妊婦のための助成制度の創設【90億円】 など
そのポイントをこちらでご確認ください。
〔確認〕新型コロナウイルス感染症対策関係 令和2年度厚生労働省第二次補正予算案のポイント
https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/20hosei/dl/20hosei02.pdf
« 脳・心臓疾患の労災認定基準 複数就業者の精神障害の労災認定についての検討も進める | 新型コロナウイルス対策 障害者雇用調整金等の申請を6月30日まで受付(厚労省・雇用支援機構) »
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