コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2012/01/05
厚労省、体制不備が原因と報告=専業主婦の年金問題
厚生労働省は昨年12月28日、専業主婦約48万人が国民年金第3号被保険者から資格変更せず保険料が未納となっている問題について年金制度の運用を担った旧社会保険庁の記録管理体制の不備が原因だったとする調査会議の報告書をまとめました。
報告書は、旧社会保険庁などが1986年から切り替え漏れ問題を認識しながら、十分対応をしてこなかったと指摘。その後も「(同庁の)内部統制上の欠陥が問題を肥大化させた」と結論付けました。
また、同省が2010年12月に決定してその後撤回した切り替え漏れ問題の救済策についても、「正規の手続きをとった人との公平性を考慮しなかった」と批判しました。救済策は過去2年分の保険料を支払えば、残りの未納期間も保険料を負担したとみなす内容で、野党から厳しい追及を受けました。救済策を決めた長妻昭元厚労相らの責任には言及しませんでした。
« 協会けんぽ保険料率、3年連続上げで2012年度10%に | 介護保険料等で格差 負担増に警戒感 »
記事一覧
- 雇用保険法に基づく各種助成金 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を受けた見直しを行うための改正省令案について意見募集(パブコメ) [2024/11/25]
- 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を閣議決定(首相官邸) [2024/11/25]
- ストレスチェックの実施義務対象の拡大など今後の労働安全衛生対策の方向性を示す報告(案)を提示(労政審の安全衛生分科会) [2024/11/25]
- 令和7年春闘方針の案を提示 定昇分を含め5%以上(中小は6%以上)の賃上げを目指す(連合) [2024/11/25]
- 第3号被保険者制度の将来的な解消に向けた早急な合意形成などを求める(日商が提言) [2024/11/25]