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コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス 

2012/01/05

厚労省、体制不備が原因と報告=専業主婦の年金問題


   厚生労働省は昨年12月28日、専業主婦約48万人が国民年金第3号被保険者から資格変更せず保険料が未納となっている問題について年金制度の運用を担った旧社会保険庁の記録管理体制の不備が原因だったとする調査会議の報告書をまとめました。
 報告書は、旧社会保険庁などが1986年から切り替え漏れ問題を認識しながら、十分対応をしてこなかったと指摘。その後も「(同庁の)内部統制上の欠陥が問題を肥大化させた」と結論付けました。
また、同省が2010年12月に決定してその後撤回した切り替え漏れ問題の救済策についても、「正規の手続きをとった人との公平性を考慮しなかった」と批判しました。救済策は過去2年分の保険料を支払えば、残りの未納期間も保険料を負担したとみなす内容で、野党から厳しい追及を受けました。救済策を決めた長妻昭元厚労相らの責任には言及しませんでした。