2022/06/15
令和4年版の男女共同参画白書を閣議決定 もはや昭和ではないことを念頭において男女共同参画を進める必要がある
令和4年6月14日、令和4年版の男女共同参画白書が閣議決定されました。この白書は、男女共同参画社会基本法に基づき、毎年、男女共同参画社会の形成の状況等について国会に報告するものです。
今回の男女共同参画白書は、「令和3年度男女共同参画社会の形成の状況」、「男女共同参画社会の形成の促進に関する施策」という2つの部分から構成されています。
特集として、「人生100年時代における結婚と家族~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~」がまとめられていますが、これが話題になっています。家族の姿の変化等については、未婚割合が増加していること、共働き世帯が増加していること、単独世帯の割合が増加していることなどが取り上げられています。
このような状況を踏まえたうえで、「人生100年時代における男女共同参画の課題」が、次のように示されています。
・人生100年時代を迎え、日本の家族と人々の人生の姿は多様化し、昭和の時代から一変。
・今後、男女共同参画を進めるに当たっては、常にこのことを念頭におき、誰ひとり取り残さない社会の実現を目指すとともに、幅広い分野で制度・政策を点検し、見直していく必要がある。
・長い人生の中で経済的困窮に陥ることなく、尊厳と誇りをもって人生を送ることができるようにするために、次のような事項に優先的に対応すべき。
1.女性の経済的自立を可能とする環境の整備
2.世帯単位から個人単位での保障・保護/無償ケア労働を担っている人への配慮
3.早期からの女性のキャリア教育
4.柔軟な働き方を浸透させ、働き方をコロナ前に戻さない
5.男性の人生も多様化していることを念頭においた政策
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和4年版 男女共同参画白書(内閣府男女共同参画局)>
概要:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/gaiyou/index.html
全体版:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/index.html
« 令和4年版の高齢社会白書を閣議決定 令和47年には、約2.6人に1人が65歳以上、約3.9人に1人が75歳以上 | 第208回通常国会が閉会 「こども家庭庁」「内閣感染症危機管理庁」を設置へ »
記事一覧
- 日本年金機構からのお知らせ 「お願い:大型連休前後の届書の提出」などの情報を掲載 [2024/04/19]
- 不妊治療と仕事との両立についてお知らせ マニュアルなどを公表(厚労省) [2024/04/19]
- 令和6年春闘 第4回回答集計 賃上げ率5.20%で5%超えを維持(連合) [2024/04/19]
- 中小企業四団体連名による「最低賃金に関する要望」を公表(日商) [2024/04/19]
- 事業者による従業員向けの消費者教育・研修の教材等を3本公表(消費者庁) [2024/04/18]