コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2012/05/10
上場企業に新会計基準:年金積み立て不足、14年3月期から負債に計上
年金の積み立て不足を貸借対照表(バランスシート)に全額反映させる上場企業の新しい会計基準が、2014年3月期の連結決算から適用される見通しとなりました。
現在の会計基準では年金の積み立て不足は10年程度の期間で毎年分割して費用に計上し、総額は決算書外の注記による開示にとどめていますが、新基準では従来と同様の毎年の費用処理に加え、不足を全額負債に計上することになるとのことです。
このため多額の積み立て不足を抱える企業の中には自己資本比率が低下するところもあります。なかには自己資本比率が5ポイントを超えて低下するところもみられます。新基準を機に、運用や給付の見直しなど年金財政の健全化に動く企業も出てきそうです。
企業会計基準委員会(ASBJ)が10日にも議決し、早ければ今月中にも会計基準として成立する予定です。
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