2024/06/05
骨太の方針2024の骨子案を提示 物価上昇を上回る賃上げの定着などを目指す
令和6年6月4日、首相官邸において「令和6年 第7回経済財政諮問会議」が開催されました。今回の会議では、中期的な経済財政の枠組み及び骨太の方針2024(経済財政運営と改革の基本方針2024)の骨子案について議論が行われました。
この日の議論を踏まえ、議長である岸田総理は、次のようにコメントしています。
●中期的な経済財政の枠組みについて
人口減少が進む中でも豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会に向けて、経済あっての財政の考え方の下、2030年度までの6年間を対象期間とする経済・財政新生計画を取りまとめることとする。
●骨太の方針2024について
来年以降、物価上昇を上回る賃上げを定着させていくことが必要である。その上で、人口減少・少子化が進む中でも、豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会を構築していかなければならない。
そのため、骨太の方針2024においては、物価上昇を上回る賃上げの定着に向けた賃上げの促進や価格転嫁対策、人手不足対策、社会課題解決をエンジンとした経済成長に向けた官民連携での投資の拡大と新技術の社会実装、中長期的に持続可能な経済社会に向けた経済・財政・社会保障を一体とした改革について、基本方針を明らかにしていく。
骨太の方針2024については、政府・与党でさらに議論を深めた上で、今月(令和6年6月)中に閣議決定される模様です。動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和6年 第7回 経済財政諮問会議>
首相コメント:https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202406/04keizai.html
資料:https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0604/agenda.html
« マイナンバーガイドライン入門(事業者編)などの令和6年5月版を公表(個人情報保護委員会) | 過労死等防止対策大綱 3回目の改定に向け改定案を提示(厚労省の協議会) »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]