コンテンツ提供元:株式会社ブレインコンサルティングオフィス
2013/02/07
香川のさぬきうどん店、9割が労基法違反
香川労働局は6日、うどん店従業員の労働相談が増え始めたことを受け、2012年4~12月にかけてさぬきうどん店に対する監督指導を実施したところ、90%にあたる40店中36店で従業員に労働条件を明示しないなどの労働基準法違反が見つかったと発表しました。飲食業全体の違反率(11年)の76%より14ポイントも高く、中でも全従業員の8割を占めるパート労働者に対する違反が目立ちました。
同労働局によると、パートタイム労働者に対する労働条件の明示違反が48%、労使協定を結ばずに時間外労働をさせる違反が33%、割増賃金の未払いが23%とのことです。ほかに従業員に健康診断を受けさせていないといった違反もありました。
既に違反のあった全店が是正していますが、同労働局は「うどん店では忙しい時間だけ近所の主婦にパートに来てもらうケースも多い。非正規労働者の労働条件を確保する意識が薄いことが、違反率の上昇につながっているとみられるが、パート労働者にも労働関係法令が適用されることを理解してほしい」と話しています。
« ローソン 子育て世代の年収を平均3%前後引き上げ | 富士通 5,000人を削減 4,500人を転籍に »
記事一覧
- 雇用保険法に基づく各種助成金 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を受けた見直しを行うための改正省令案について意見募集(パブコメ) [2024/11/25]
- 「国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策」を閣議決定(首相官邸) [2024/11/25]
- ストレスチェックの実施義務対象の拡大など今後の労働安全衛生対策の方向性を示す報告(案)を提示(労政審の安全衛生分科会) [2024/11/25]
- 令和7年春闘方針の案を提示 定昇分を含め5%以上(中小は6%以上)の賃上げを目指す(連合) [2024/11/25]
- 第3号被保険者制度の将来的な解消に向けた早急な合意形成などを求める(日商が提言) [2024/11/25]