2024/07/25
メンタルヘルス不調で連続1か月以上休業した労働者がいた事業所の割合は10.4%(令和5年の厚労省の調査)
厚生労働省から、「令和5年 労働安全衛生調査(実態調査)結果の概況」が公表されました(令和6年7月25日公表)。
この調査は、労働災害防止計画の重点施策を策定するための基礎資料とし、労働安全衛生行政運営の推進に資することを目的として行われているものです。
令和5年は、事業所が行っている安全衛生管理、労働災害防止活動及びそこで働く労働者の仕事や職業生活における不安やストレス等の実態について、常時労働者を10人以上雇用する民営事業所(約14,000事業所)並びに当該事業所に雇用される常用労働者及び受け入れた派遣労働者(約18,000人)を対象として調査が行われました(有効回答があった7,842事業所及び8,431人について集計)。
調査結果のポイントは次のとおりです。
●メンタルヘルス対策に関する状況〔事業所調査〕
・過去1年間にメンタルヘルス不調により、連続1か月以上休業した労働者がいた事業所の割合は10.4%(令和4年調査10.6%)、退職した労働者がいた事業所の割合は6.4%(同5.9%)
・メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は、労働者数50人以上の事業所で91.3%(令和4年調査91.1%)、労働者数30~49人の事業所で71.8%(同73.1%)、労働者数10~29人の事業所で56.6%(同55.7%)
●仕事や職業生活に関する強いストレス〔個人調査〕
・現在の仕事や職業生活に強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある労働者のうち、その内容は、「仕事の失敗、責任の発生等」が39.7%(令和4年調査35.9%)と最も多い
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和5年 労働安全衛生調査(実態調査) 結果の概況>
« 全国健康保険協会運営委員会(令和6年7月25日開催)の資料を公表 | 令和6年度の地域別最低賃金改定の目安が決定 全ランクで50円の引き上げ 全国平均は時給1,054円に »
記事一覧
- 違反した場合に求人不受理にできる対象条項に育介法の改正規定を追加 政令の改正案を提示(労政審の職業安定分科会労働力需給制度部会) [2024/11/22]
- 「『確定拠出年金法施行規則の一部を改正する省令』の公布について(令和6年 年発1118第4号)」などを公表(厚労省の新着通知) [2024/11/22]
- 「建設産業における女性活躍・定着促進に向けた実行計画」 新計画の骨子案について議論(国交省の検討会) [2024/11/22]
- 高額療養費制度 自己負担限度額の引き上げ・所得区分の細分化などを検討(社保審の医療保険部会) [2024/11/21]
- 日本年金機構からのお知らせ 「~協会けんぽ管掌事業所のご担当者さまへ~令和6年12⽉2⽇以降の資格確認書の発⾏」などの情報を掲載 [2024/11/21]